こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

アラフィフ負け犬がビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

ボーダーラインを超えていく@Next To Normal

「Hamilton the musical」が今年のトニー賞ミュージカル部門をほぼ総なめにしました。
その人種から生まれた音楽でその歴史が語られるという「新しさ」は度々耳に入っていたので、
いつか見る日を楽しみにしたいと思います。

ここ数年のトニー賞ミュージカル部門は「新しいもの」に餓えていた気がします。
昨年の「A Gentleman's Guide to Love and Murder」をまだ見ていないので、
なんとも言えないのですが、トニー賞の映像を見る限りでは、割とオペレッタ的な印象でした。
来年、東宝/ホリプロで日本版が上演されるので、ぜひ確かめたいところです。
http://www.tohostage.com/gentleman/

その前2年間は「キンキー・ブーツ」と「ONCE ダブリンの街角で」だったので映画が原作。
キンキー・ブーツ (字幕版)
ニコラス・バートン,スザンヌ・マッキー,ピーター・エテッドギー
メーカー情報なし
キンキー・ブーツ [Blu-ray]
ジョエル・エドガートン,キウェテル・イジョフォー,ジェミマ・ルーパー
ワーナー・ホーム・ビデオ

ONCE ダブリンの街角で [DVD]
グレン・ハンサード,マルケタ・イルグロヴァ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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「キンキー・ブーツ」はシンディー・ローパー作詞・作曲の方が注目されたような
(映画を見たときに「これはミュージカル向きだなあ」と思ったので、少なくとも「新しい」感じのするミュージカルにはなってない予感がするんです。今年来る来日版を確かめに行く予定です。
http://www.kinkyboots.jp/)

先日見に行った「8月の家族たち」は2008年に演劇部門でトニー賞とピューリッツア賞を受賞しています。
その翌年「ネクスト・トゥ・ノーマル」がトニー賞ミュージカル部門のいくつかとピューリッツア賞を受賞したのは、偶然だったのか、アメリカがそういうものを欲していたからなのか分かりません。
私は「ネクスト・トゥ・ノーマル」日本版を2013年に見ました。
感想は

ミュージカルがここまで演劇の範囲に近づいたかーーー!

でした。

ネクスト・トゥ・ノーマル」は双極性障害の主婦が主人公の物語です。
見たとき、大好きな「欲望という名の列車」を思い出しました。
人間の心の弱さを、そして、それを守ろうとする姿を描く、とても興味深い作品です。
またその人間がいることで、周りの人間に与える影響も描いています。

その演劇性の高さを保ちながらも、ちゃんと素晴らしいロックミュージカルになっている。
セットやライティングも美しく、かつ意味を持ち、それが一つの空間を作り上げている緻密さに
感動を通り越して、ゾッとさえもしました。


残念ながら、一度の観劇しか適わなかったのですが、これは舞台のトリック上、2回は絶対見た方がいい作品なんですよね。
だからもし、再演があったら、ぜひ2回見に行っていただきたいなあと思います。

ていうか、私がどうしてもトリックを知ってみる感覚を味わいたいので
再演、してください!
お願い、偉い人!


できたら、来日公演版を希望します。
現地で見たら、絶対聞き取れない自信あるので、訳、欲しいです
というのも、演劇的ということは、セリフがかなり重要なんですよね。
それがロックミュージックに訳されて乗っちゃうと、哀しいかな、聞き取りにくい。
残念ながら、私が見たキャストでは、きちんとリズムが取れて歌えていたのは辛源さんだけでした。

ということで、ここ数年、来日公演をいくつも招聘してくださっている
シアターオーブさま!
ぜひ、「Next To Normal」を候補に入れていただけないでしょうか。
それまでは、格好良い音楽を聴きながら、心を紛らわすことにします。
ORIGINAL BROADWAY CAST <2 FOR 1>
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