これがはじまる前にこんな原作漫画ファンの方々からこんな質問が飛び交っているのをSNS上で見かけました。
はじめて宝塚へ行くのですが、どんな服装がふさわしいでしょうか。
これを私は
「ドレスコード」なんてないよ、普段着でどうぞ。っていうか、そんな気構えなくても。
くらいの上から目線で見ていたのですよね。
がしかし。
その後にマシュー・モリソンのビルボードライブが決定し、勇んでチケットを購入したあと、ふと思ったのです。
ビルボードって何着ていけばいいの？
そして次にとった行動はもちろん
ビルボード ドレスコード 検索
でした。
そしてそこには
ビルボードはカジュアルに音楽を楽しむというコンセプトだから、普段着でOK！ジーンズでOK！
みたいなことが、あちこちに書かれていました。
私は海よりも深く反省しました。
なんでも初めて行く場所は勝手が分からないものなんです。
とりあえず私は劇場だけはそこそこの数を行っているので、初めてで緊張している方々に少しでも安心してもらいたいなと思って、これを書くことにしました。
①ミュージカル&ストレートプレイ
宝塚歌劇や四季、アメリカのブロードウェイもロンドンのウエストエンドも、ドレスコードは一切ありません。
スニーカー、ジーンズ、全然OKです！
逆に例えば「ポーの一族」の世界観に入り込みたいから、とドレッシーな服装で楽しまれるのも全く問題ありません。
ただ日本の劇場は夏はエアコンが効いて、寒いことが多いので、ご自身の体質に合わせた寒さ対策をなさってください。
冬は特別暑くもないので、普通の格好で大丈夫です。
アメリカやロンドンの大劇場も今は殆どエアコンがあるので日本と同じ感じで問題ないです。
たまーにマイナーな劇場だとエアコンなし、とかいうところもありますが、日本の夏の湿気に比べたらなんてことないです。
暑がりだという方は涼しい格好で行かれる方がいいかもしれませんが。
唯一、気をつけたいのが髪型ですかね。
帽子はもちろん着席したら脱いでください。
あといっとき流行ったお団子ヘアーのような、高さの出る髪型は気をつけた方がいいです。
というのも意外に劇場というのは段差がなくて、前の座席の方がかなり観劇の視界に入るんですよ。
ということで、客席で気をつけることはただ一つ。
後ろの客席の視界を妨げないこと。
これさえ守っていれば、どんな格好をしようとも大丈夫です！
②歌舞伎・能
これも①と同じですね。
ただ歌舞伎や能の場合、着物率が高かったりしますので、着物あって好きだけど、着る機会がないなーなんて思っていらっしゃる方は、着物で観劇もいいんじゃないでしょうか。
ただ私、一度浴衣で観劇したことあるんですけど、帯があるのでゆっくりもたれられなくて、けっこうしんどかったです
↑単に私の姿勢がなってないだけ。
特に歌舞伎は演目によっては4時間くらいあるので、ラクに過ごせる服装を個人的にはオススメします。
③バレエ
はい、これも①と同じです。
(画像はLOVETABIよりお借りしました)
アメリカでバレエを観たことがないのですが、ロンドンのロイヤルオペラハウスで、もしお高い席でご覧になられるなら、ちょっといいレストランで食事するくらいの洋服を着用された方がいいかもしれません。
ドレスコードはありませんが、周りが「ロイヤルオペラハウスにせっかく行くからオシャレして着た！」な格好の方が多いからです。
西洋には本当に「ドレスアップ」って文化があるんですよね。
2階席以上でご覧になられるなら、堂々とジーンズ&スニーカーでどうぞ。
夜公演だと帰宅時間が遅くなるため、明らかに「お金を持っている」と思わせる格好の方が、観光客にとっては危険です。
④ビルボード
本当にジーンズでOKでした
たぶん出演アーティストによって違うのでしょうけれど、私が行ったときは割と「ビルボードに行きつけてるわ」みたいなマダムをチラホラお見かけしまして、その方々は普通に見えるけれどなんか良質でオシャレな格好をなさってましたし、着物の方もおられました。
でもジーンズも多数。
まとめとしては、周りに迷惑かけずに楽しむ分にはなんでも大丈夫、というところでしょうか。
ちなみに私が一番、服装で失敗したなーと思ったところは「安室ちゃんのライブ」です！
安室ちゃんのライブはおしゃれピーポーばかりで、めっちゃ普通の格好で行った自分を恥じ入りました
そこへいくと劇場にいる人々(自分も含めて)の「ファッションこだわり率」は低いと感じてます。
だから安心してください！
ところで、宝塚の劇場でたまに同じスカーフやら、トップスやらを身につけている集団をお見かけになることがあるかと思いますが、あれはタカラジェンヌの私設ファンクラブのグッズで、ファンクラブの方が集まってご覧になっているだけ(「総見」といいます)なので、気になさらなくて大丈夫です。
あーどなたかのファンなんだなあと生暖かい目で見守ってあげてくださいませ。
