6/1(土) 18:30〜 梅田芸術劇場
上記のポスターに掲載されているメインOGの中でわたしが現役時代を見たことない方は瀬戸内美八(ルミ)さん、南風舞(マイマイ)さんのお二人になります。
とはいえ、朝海ひかるさん(コムちゃん)、大和悠河さん(タニちゃん)はほぼ下級生時代しか知らないし、実咲凛音さん(みりおん)もトップ娘役時代にたぶん2、3回拝見したことあるだけ、です。
そんなわけで、知らない曲もたくさんありましたが、1部、2部それぞれ体感時間は5分くらいなのに濃度が高いコンサートでした。
構成はただ歌い継ぐだけのシンプルなもの。
本当にわたしが熱いファン時代の「TMP音楽祭」の感じです。
でもルミさんが真ん中にいて、学年順に並ぶので紫苑ゆう(シメ)さん、杜けあきさん(杜ちゃん)が2番手、3番手みたいに見えて、ファンになる前の見られなかった「TMP音楽祭」を見ているようなときめきの時間でした。
どんな書き方をするのが一番いいか、考えたのですが、せっかくなので一曲ずつ振り返ってみようかと思います。
構成・演出 岡田敬二
作曲・指揮・音楽監督 吉崎憲治
コーラス:穂乃ゆい·天羽珠紀·舞城のどか·桜一花・鶴美舞タ·咲希あかね·隼海惺
Act 1
I LOVE REVUE~「ザ·レビュー」より ALL
ルミさん、シメさんのソロ歌唱のあとに杜ちゃん、カナメちゃん、コムちゃん三人組で歌われる部分があって「東北しばり!」と個人的に楽しかったです♪
歌のあと、ルミさんよりご挨拶があって、なんと上級生順に名乗られました。
ルミさんの気取らなくて明るい雰囲気が客席まで伝わってきて、とても楽しくはじまりました。
OGも男役さんはパンツスタイルだった中で、白いドレスでロングカーリー金髪ヘアの涼風真世さん(カナメちゃん)がいい感じに浮きだっていて、ちょっとほほえましくもありました。
ジュテーム~「ジュテーム」より
杜けあき・南風舞·こだま愛·実咲凛音
マイマイは言わずと知れた歌姫、こだま愛さん(ミミちゃん)はダンスがたぶん一番お得意だったけれど、歌も演技もすごくうまい三拍子そろった娘役。
そしてこのお二人は1期違い、しかも同時期にトップ娘役を務めていらっしゃるので、みりおんが合わせるの大変かなと思われたのですが、そこはさすが歌うまさん。三人の娘役のハーモニーが絶品で贅沢、耳福な時間でした。
オーケストラを挟んで舞台の奥に数段の階段がセット的に置かれていたのですが、マイマイ、ミミちゃんともロングドレスで階段降りにちょっと危うさがあったのに、みりおんだけはササッと降りてきたところに若さを感じました(;^ω^)
ナルシス·ノアール~「ナルシス·ノアール」より
朝海ひかる
これわたし、ものすごく好きなショーだったんですよ。
もちろんコムちゃんはいまだに「ザ・美少年」という雰囲気で、このショーのテーマには合っていました。
でもせっかくだから、本当に出演されていたシメさんでも聞きたかったかなあ。
花にふれた私~「ザ·フラワー」より
南風舞・こだま愛・実咲凜音
知らないショー、知らない歌だったので、3人がうまかったくらいしか記憶がない・・・。
すみません。
愛の媚薬について~ 「ル・ポァゾン」より 涼風真世
ル・ポァゾン~ 「ル・ポァゾン」より
こだま愛・涼風真世
ここ1回目の感涙ポイントでした。
実は「ル・ポァゾン」自体は特に好きなレビューじゃないんですが、「ナルシス・ノアール」が好きすぎて、星組でかつてこの2つの組み合わせショーが上演されたとき、もうワクワクで見に行ったんですね。
なのに、やっぱりセットとか衣装とかの問題もあって、あの頃ときめいたものはなくて、気落ちして帰ってきたんです。
けれどパンツスタイルに衣装替えして、髪の毛も男役っぽく整えたカナメちゃんが登場して「愛の媚薬について」を歌ったとたん、一気にゴージャスなレビューになったんです!
ぶれない音程とリズム。声量。クリアな発声。聞きやすく明瞭な歌詞。
そして体温を感じさせない「人以外の生き物」感を醸し出す涼風真世。
今、舞台にあるのは現実じゃない、きらびやかで儚い夢だ、媚薬だ、と思わせる何か。
ああ、これだ、これがわたしが見た「ル・ポアゾンだ」と。
衣装とかセットの問題じゃなかったんだと痛感。
さらにミミちゃんも登場して、当時の月組ショーといえば、カナメちゃんが歌い、ミミちゃんが歌って踊って、いいところだけドーンと剣幸さんが出てくる、というスタイルだったので、ミミちゃんとのコンビも懐かしく、岡田レビューの世界観に酔いしれました。
センセーション! ~「センセーション!」より 悠真倫
アンドロジェニー~「アンドロジェニー」より 美穂圭子
テキエロ(君を愛す)~「テ·キエロ(君を愛す)」より 愛月ひかる/美穂圭子·悠真倫
すみません、この辺の記憶が飛んでますね。
「ル・ポァゾン」というか、青い血が流れている妖怪じゃないフェアリー、カナメちゃんの存在と歌声に圧倒されたんだと思います(;^ω^)
いつか~「ディーン」より 朝海ひかる
安寿ミラさんが再演された「ディーン」を見て、CDも持っているくらい感動して好きだったはずなのに、まったく「ディーン」の歌と気付いていませんでした。
コムちゃん、ちゃんと演技もしてくれたのに、なんかすみません。
Rose Garden ~「Rose Garden」より
実咲凜音
ここも知らなかったので記憶が飛んでますね。
うーん、なんでだろう。
アランチャ~「ヴァレンチノ」より
杜けあき
「セレブレーション100」のときに、トークコーナーでアカペラで紫ともさん、高嶺ふぶきさんと歌われたのは聞いたのですが、ちゃんと生で聴くのは本当にたぶんバウホールの再演以来だと思います。
歌い始めた瞬間、まだ20代くらいのみずみずしいルディがそこにいて、感動。
そしてやっぱりこの歌を聴くとなぜか行ったこともないイタリアの「ブーツのかかと」の田舎の風景が目に浮かぶんですよ。
きらめくシチリアの海、輝く太陽をさんさんと浴びてキラキラ光るオレンジの実。
そしてそれを一つ手にして家族に駆け寄る少年の影。
まだ何もはじまっていない時期のルディ。夢にあふれたルディ。
その高揚感と幸福感に包み込まれる一曲でした。
この歌のあとに杜ちゃんのトークがちょっとありました。
(正確には全く覚えていないのでニュアンスでとらえてください)
「今や大先生になられた小池修一郎先生のデビュー作でした。この曲ができたとき、(小池)先生が本当にうれしそうに譜面台の横にちょこんと立って聞いてらしたのを思い出します。小池先生は岡田先生の助手をされていたのですが、岡田先生がとても熱心に導かれていました」
そして、次の曲ははじめて歌うんですけれど、という前置きではじまりました。
Drifter in the city ~「ダンディズム!」より 杜けあき
真矢みきさんのショーの歌とのことでしたが、見ていない時期なので初体験。
でもちょっと悪くてキザな男が街にやってきているシーンが見えました。
衣装は変わっていないのにトレンチコートとハットが見えました。
「アランチャ」とあわせると、なんか「ヴァレンチノ」という芝居と「ダンディズム!」というショーの2本立てを見せてもらったくらいの充実感でした。
テンプテーション! ~「テンプテーション!」より
ロンリー·ハート~「ロンリー·ハート」より
大和悠河
タニちゃんは金髪パーマロングヘアに派手なビジューのついたトップス、コートのパンツスタイルでかなり中性感が強かったのが面白かったです。というのも、杜ちゃんの「アランチャ」はルディという人で、「Drifter~」は宝塚男役感が漂っていたので、タニちゃんの在り方も宝塚OGとしての面白みだなと。
夢アモール~「シトラスの風」より
大和悠河·実咲凜音
シトラスの風~「シトラスの風」より
愛月ひかる
これは時期はかぶっていないけれど、元宙組のトップスターとトップ娘役が歌うのがなんか感動しましたね。宙組が誕生したときのショーの曲を歌うにふさわしい二人でした。
続く主題歌は宙組出身の現役生徒さんが歌われましたが、やっぱり記憶がない。すみません。
ラ·カンタータ! ~「ラ·カンタータ!」より
熱愛のボレロ~「ラ·カンタータ!」より
紫苑ゆう
ザ・紫苑ゆうの見せ場です。
白のレースを贅沢に使った変わり燕尾服みたいな衣装の美しいこと。
そして、それを普通に着こなすシメさんの美しいこと。
シメさんのトークもあって「熱愛のボレロ」は岡田先生・吉崎先生にいただいた大切な曲です、とのお言葉がステキでした。
この世にただひとつ~「心中·恋の大和路」より
瀬戸内美八·南風舞
青天かつらと日本髪かつら、日本物の装束で日本物化粧でルミさん・マイマイのご登場。
これは有名な梅川・忠兵衛の物語の中の歌なのですが、セリフ入りでもはや「再現」でした。
ルミさんの所作、足の運び、裾さばきの美しさ。
その魅せ方の美しさの上に乗った「演技」。
これこそが「プロのパフォーマンス」でしょう。
マイマイももちろん、所作も歌もうまくて、このところ宝塚の日本物にがっかりし続けている身としては感動の嵐でした。
紙吹雪も散って幕。
これもまるで一芝居まるまる見た濃厚さでした。
Act2
すいません、Act1が長くなりすぎたので、Act2は印象強かったところだけでいきます。
エイサー~「ASIAN SUNRISE」より
美穂圭子・悠真倫・愛月ひかる他
アジアン・サンライズ~「ASIAN SUNRISE」より 南風舞・こだま愛
ザ·ダンディー~「ダンディズム!」より
大和悠河/悠真倫・愛月ひかる
ここ愛月ひかるさんがタニちゃんトップ時にお手伝いしてくれていた下級生、悠真さんがタニちゃんと同期生ってことで、すごく楽しくおしゃべりしてたのが微笑ましかったです。
アジアン·ウィンズ~『ASIAN WINDS」より 大和悠河
白い蓮の花~「テンプテーション」より
実咲凜音/ダンス: 舞城のどか
仙女の祈り~「長靴をはいた猫」より
実咲凜音
この愛フォーエバー~「ダンディズム!」より
タカラヅカ·グローリー!~「タカラゾカ·グローリー!」より
朝海ひかる
宝塚歌劇90周年のときのショーとのことで、歌詞の中に「宝塚90周年~♪」というのがあったらしいのですが、そこをちゃんと「105周年」に変えたコムちゃん!すばらしい!
ロマンス!!(Romance)~「ロマンス!!(Romance)」より こだま愛
悪魔の涙~「天使の微笑·悪魔の涙」より 涼風真世
これは残念ながら生では見れていないので、生で聴けて感動。
「愛、なんてむなしい響き。愛、なんてうつろな。愛、金で買える代物。愛、ただの幻」って歌詞があるんですけれど、この演目の前の公演が星組の「ベルばら」で「愛、それは甘く。愛、それは強く。愛、それは尊く。愛、それは気高く。」と歌っていたので、そのギャップ感も当時面白くきいていたのを思い出しました。
ここでもカナメちゃんの魅力全開!
人外のものを演じさせ歌わせたら右に出る人はいませんね。
でも後のトークショーで話されましたが、この悪魔という役がご本人にははじめとても難しかったそうです。
ただ歌っているうちにだんだん気持ちよくなってきたので吉崎先生の音楽は素晴らしいとのこと。
カナメちゃんのトークが入って、「大好きな作品」と紹介されたのが次の曲です。
LOVER'S GREEN ~「PUCK」より
涼風真世
「昔、妖精、今、妖怪」というのが現在カナメちゃんがご自分でおっしゃってるキャッチフレーズなんですけれど、ちゃんと妖精でした。
これ聞いていた当時は何も思わなかったのですが、スカイステージの企画で当時の月組トップスター霧矢大夢さんが、歌も上手な方なのにこの曲に苦戦してらして、はじめて難しい曲なんだと知りました。
再演の龍真咲さん版も好きで、その再演に出演されていた元月組生がコーラスに入っていたのも嬉しかったですね。
そしてこの曲の難しさを知ったうえで聴くカナメちゃんの「LOVER'S GREEN」は圧倒的でした。
La Jeunesse! ~「La Jeunesse!」より
美穂圭子·悠真倫·愛月ひかる
当時まだ中堅どころだった美穂圭子さんが、お姉さま然として歌うのがほほえましい一曲でした。
ラ·パッション!~「ラ·パッション!」より 杜けあき
杜ちゃんのトップお披露目公演ショーの曲で、その時の芝居「ムッシュ・ド・巴里」で杜ちゃんに一目ぼれし、翌月に放映されたこのショーは録画を本当に何度も何度も見た1つです。だから楽しかった!
でも岡田先生ごめんなさい、ショー自体はあんまり好きではありませんでした(;^ω^)
朝日の昇る前に~「華麗なるギャツピー」より 杜けあき
ここが2度目の感涙ポイント。
トークの後、これを歌いますと紹介されるとバックスクリーンに星空を模したライトがきらめき、階段の上で杜ちゃんが背をむけたまま
「誓い。タバコをやめる、一日おきに入浴、毎週最低一冊読書、毎週5ドル・・・訂正3ドル貯金。親孝行」
とセリフを言って振り返るんです。
もうすべてが終わったあとのジェイ・ギャツビーがそこにいました。
暗闇をさまよい、明けようとしている夜を見つめながら、あそこに行こうともがいて、馬鹿げたこともして、それでも決して太陽の元で生きられなかった彼の人生がそこにありました。
それを掴もうとするジェイはやっぱりどこか変で、無邪気な少しの狂気があって、それがわたしのギャツビーなんだな、瀬奈じゅんさんのジェイにも井上芳雄くんのジェイにもなかったのが「それ」なんだろうな、と思いました。
まあ、井上芳雄くんの場合はギャツビーの「ちょっと変」なセリフが全部まるっとなかったので、演じようもなかったから気の毒でしたれど。
ちなみにディカプリオのジェイにはその「少しの狂気」があって、好きでした。
魅惑のサンバ~「魅惑」より 瀬戸内美八/美穂圭子·悠真倫·愛月ひかる他
わが歌 君がため~「わが歌 君がため」より 瀬戸内美八
もう「華麗なるギャツビー」一本まるまる見た余韻を残したあと、どうするのかと思っていたら、さすがは上級生トップスター!
ルミさんが赤いスーツ&パンプスで、下級生たちの客席降りも含めながら、一気に空気を明るくカラッと変えてくれました。
ここでルミさんと吉崎先生が同郷(徳島県)であることを明かし、吉崎先生の徳島県への貢献を楽しく面白く紹介するルミさんがステキすぎる!
蒼いくちづけ~「蒼いくちづけ」より
紫苑ゆう
宝塚ファンになりはじめの頃に伝説として聞いていたこの演目。
シメさんはなんと黒いマントで登場。
そのマント捌きがなんて美しく魅惑的なこと。
冷たい美貌のドラキュラ伯爵の腕の中に入れるのは、歌詞通り本当に「美しい乙女」でないと許されないなと思いました。
(見てないけどその乙女はきっと毬藻えりさん、シギちゃんですよね!シギちゃんじゃないと許されないわ)
小池先生がシメさんの美しさと「ポーの一族」への憧れから生み出した作品だと思うのですが、シメさんは最初にこの話を聞いたとき「宝塚がオカルトか」と驚いたとのこと。
そんな宝塚が大好きなシメさんが次の曲に選んだのが、持ち歌ではなく、峰さをりさんが歌われた曲でした。
愛の祈り~「西海に花散れど」より
紫苑ゆう
平家物語をお芝居にした作品だそうです。
その最後のシーンで歌われたそうですが、それを同じ舞台で聴きながら「いつかこんな歌を歌ってみたい」と思われたというエピソードが、宝塚愛にあふれていてステキでした。
愛の歌~「皇帝と魔女」より 南風舞
この愛よ永遠に(TAKARAZUKA FOREVER)~「ザ·レビューI」より ALL
フィナーレが終わったあと、ずっと指揮をされていた吉崎先生と岡田先生のご挨拶があって、お二人が本当にうれしそうに手を取り合っているのが、失礼だけどとても可愛らしかったです。
吉崎先生が「作曲家としてずっと憧れていた中学の同級生」のご紹介もあり、なんともアットホームな雰囲気のあとで歌われたのが、海外公演の最後で歌われていたという「さよなら、グッバイ」という曲でした。
わたしは全く知らなかったのでビックリ。
歌詞は本当にシンプルで「さよなら、グッバイ。あなた方の笑顔がわたしたちを幸せにしてくれました。わたしたちはあなた方をずっとずっと忘れません」というのを英語にして繰り返すだけなんですけれど、これが「見てくださってありがとう」という気持ちが伝わるすごくステキな曲で、最後の最後に三度目の感涙をポイントを押されたのでした。
そして、この日はトークショーがありました。
本来はルミさん、シメさん、杜ちゃん、コムちゃん、タニちゃんの5名のトークショーだったのですが、杜ちゃんが無茶振りしたらしく吉崎先生もご登場くださいました。
インタビュー記事なんかでも読みましたが、杜ちゃんが「演者はやっているうちにどうしてもここを早くしたいとか、ここで時間を取りたいとかが出てくるけれど、吉崎先生は柔軟に対応してくださる」エピソードをここでも紹介。
ルミさんにしても、シメさんにしても、とても吉崎先生と距離が近く感じたのです。
先生も生徒も一緒に「一つのモノ」を作りあげていたことを感じました。
杜ちゃんがギャツビーを演じるときにそういう気持ちがあって、先生に伝えなければ「朝日が昇る前に」は今とは違う曲になっていたかもしれない。
そうやって完成した曲は、作っていただいた「大切な一曲」になるのがすごく納得できるのです。
今の宝塚事情は全く分かりませんが、これからの生徒さんたちにも、そういう自分だけの「大切な代表曲」がもっとできるといいなと思います。
それにしても翌日はカナメちゃんから剣幸さん(ウタコさん)にバトンタッチということで、なんと「ウォーターフロントララバイ」の曲がライナップされてたんです。
もちろんバウなんて中学生のなりたてファンには見に行くお金もすべもなく、ラジオで主題歌を聞いただけなのですが、これがもしかしたら、わたしは1番好きな吉崎先生の曲かもしれないくらい大好きだったので、聞きたかった!
そんな思いも残してくれる、贅沢な贅沢な時間でした。