こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

アラフィフ負け犬がビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

ベルばらではじまり、ベルばらで終わる平成@梅芸「ベルサイユのばら45」

2/23(土)17:00〜 梅田芸術劇場

アンドレ

ソング&トーク 麻実れい 日向薫 杜けあき 麻路さき

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前回書いたように、 

stok0101.hatenablog.com

 

わたしは平成元年雪組の「アンドレとオスカル版」が初生宝塚歌劇で、そこから2年間に上演された「ベルサイユのばら」のみ見ています。

麻実さん曰く3世代、4世代にもなる宝塚のベルばら層の2世代目しか見ていないのです。

なので正直に今回の「ベルサイユのばら45」は知らない歌がいくつかありました。

もちろん「愛の面影」や「我が名はオスカル」がわたしが見ていた時代の花組月組公演のときにできましたので、ベルばらは変化する演目だということも理解していました。

 

今回の「ベルサイユのばら45」は「ご覧なさい」からはじまるプロローグ→汝鳥怜さんご挨拶→初演映像(初演時出演された方がいらっしゃる場合はここでソング、もしくはトーク付き)→再演映像(わたしが見たときは2回ともこのあと第2世代のソング&トークでした)→ご覧なさい(ふたたびバラが咲きました♪バージョン)からはじまるプロローグ→名場面集と続きました。

 

1部の名場面はオスカルが衛兵隊長になって衛兵隊を手なづけるシーンから、歌を挟んで、オスカルが伯爵号を手放しパリ市民の味方になるシーン、そしてバスティーユへと続きます。

バスティーユが終わって、死んだオスカルにピンスポットあたったまま、カーテンが閉まったときは何があるんだ?と思ったのですが、そこからアンドレのオスカル呼ぶエコー付き声がしたときに、急速に自分の脳内に「ガラスの馬車」が再生されたときは、われながら怖かったですw

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↑懐かしの公演テレカが出てきたので貼り付けます(^◇^;)

 

もちろん「ガラスの馬車」はないので、スモークという天国の中でオスカルとアンドレがデュエットして、1部終わりでした。

 

2部はまた小公子と小公女が出てきて、「嵐は〜嵐は〜♪」と歌い、革命が激しさをまし、アントワネットの死をもとめる市民の声が高まっているというような説明がありました。

フェルゼンとアントワネットの歌があり、市民の「王妃を死刑に」があって、牢獄のシーンへと移ります。

そして断頭台で再現シーンは終わりです。

フィナーレはわたしが見たときは両方とも歌2曲あって、「小雨降る路」「薔薇のタンゴ」「ボレロ」でフィナーレでした。

 

一部でオスカルの話が終わり、二部でアントワネットの話が終わるのはとても見やすくて、改めて「ベルサイユのばら」の主人公はアントワネットなのだなと感じさせてもらいました。

 

ただ再現するのがそのシーンでよかったのか、というのは疑問です。

特に衛兵隊のシーンは名シーンというわけでもなく、歌にいたっては途中から知らないもので、それよりも今宵一夜とか、いわゆる「どの世代でも知っている名シーン」が見たかったです。

 

「ご覧なさい」が2バージョンあったことを知れたのはいいんですけれど、あれが一部の中で繰り返されるのはちょっともういいよ、的な気分になったのも事実です。

 

なので2回目の「ご覧なさい」はマリー・アントワネットの「わたしは夢のはなよーめ人形♪」で、シュテファン人形抱いてやったら、二部の牢獄のシーンにも続いてよかったのになあと。

さらに牢獄のシーンでメルシー伯爵が登場するのですが、アントワネットは「伯爵」しか言わないんですね。これも不親切だなあと思いました。

いや、分かっているんですよ。そして観客が分かっている前提で作られていて当然なんですよ。ただ「名シーン再現集」にしたいならば、本当にツギハギで再現すればよかったし、なんかしらのストーリーらしいものを見せたかったならもう少しストーリーテラーをつけるなり、魅せ方があったように思います。

あと盆とセリは梅田芸術劇場にもあるのだから、そういうものをもっと活用して「魅せて」ほしかった。

 

フィナーレは楽しかったですが、もともと大階段のダンスばかりなので、大階段がないことが残念でならない。

 

ということで、万が一50周年公演があるのなら、ぜひとも宝塚大劇場でやっていただきたいというのがわたしの願いです。

スカイステージという専門チャンネルができ、公演期間も短くなり、年10回公演で今の現役生徒さんたちはとても忙しいと聞いています。

それなら5年に一回くらい、1公演分こういうOGイベントを行ってもいいんじゃないかと思うんです。

 

今回、梅田芸術劇場での公演ということで入り待ちが禁止されていました。

でも見に行く方は「1番熱い時代の気持ち」に戻っているので、あの頃子どもでさせてもらえなかった出待ちができなかったのも残念だったりもしたのです。

 

そういう残念な部分もあったけれど、それでも見れて本当に幸せでした。

また文句を書きましたが、改めてオスカルがはじめて衛兵隊にあうシーンで飛び交うセリフは、男性社会に乗り込む女性として、当時よりずっと身近に感じたので、きちんと描かれた「ベルサイユのばら」をもう一度見てみたくもなりました。

 

オペラグラスで見たいけれど、せっかくそこにおられるのにグラス越しに見るのももったいないという葛藤を感じたのも久しぶりでした。

平成元年に見た夢が、平成の終わりに見れる、本当に文字どおり夢のような時間でした。