6/27(土)16:00~ @マグノリアホール

出演者
平みち/杜けあき/紫とも/鮎ゆうき/月影瞳/朝峰ひかり
ピアノ
吉田優子
昨年の9月にはじめて「逸翁スペシャルコンサート2025~柴田侑宏先生に捧げるひととき~」でマグノリアホールでのコンサートを体験したのですが、小規模ホールでかつての大好きなスターさまたちを身近に感じられることに大感激しました。
その上で今回は平みちさま、紫ともさまが降臨し、私が見られていなかった、杜けあきさま二番手時代の雪組が見られる!なおかつ鮎ゆうきさままで出演される!ってことで、チケットが取れるか本当にドキドキだったのですが、ご縁あって初回に見に行くことができました。
初回だったため、なんとなく曲名入りでつぶやきにくかったため、記憶はもうあやふやですが、セットリストごとに感想をただただ書き連ねます。
オープニング
「風と共に去りぬ」より
美しき南部/君はマグノリアの花の如く
吉田優子先生が美しいエメラルド色のシルクっぽいシンプルだけどきれいなドレスで登場されて、「優子先生、雪組カラーだ!」と感激していたら、出演者全員が登場。平さん、杜さんはパンツジャケット、紫さん、鮎さん、月影さん、朝峰支配人はドレスで全員、白基調のモノトーンカラーでした。
年齢的には月影さんと朝峰支配人が一番若いのですが、そして月影さんだってかなりの美貌の元トップ娘役なのに、鮎さんの美貌が本当にすごくて、お肌はツヤツヤで光っているし、美しすぎて眩しくて、杜さんファンの私も思わず鮎さんばかり見てしまっていました。
実はこの日は、台風が2つ日本に近づいていて、2日前に「中止の可能性もある」とのご案内をいただいており、前日は大雨で割と関西圏も大変だっただけに、杜さんは「お客さまがポツ、ポツ、ポツだったらどうしよう」と思ってらしたとのこと。満席の客席へのご挨拶のあとに、歌だけではなく芝居入りで今回のコンサートが行われることが告げられ、大喝采。平さんから「カリンチョ(杜さん)が夢で見たんでしょ?」的なことを言われると、鮎さんからも「そろそろ何かやりたいね」というお話しがあって、それが夢に出てきて、朝峰支配人に連絡した的なお話しが杜さんからありました。そこから2日間にわたる杜ちゃんと朝峰支配人とのズーム会議の結果が、このコンサートだったようです。
「風と共に去りぬ」より
私と貴女は裏表(スカーレットⅠ:紫とも、スカーレットⅡ:鮎ゆうき)
ふるさとは緑なり(杜けあき)
明日になれば(月影瞳)
さよならは夕映えの中で(平みち)
「私と貴女は裏表」を歌う前に、紫さん、鮎さんが「初めて一緒に歌うねー!嬉しいねー!」と手を取り合ってキャッキャされていたのが、本当に尊かったです。
紫さんは新人公演でメラニーでスカーレットは初、だったのですが、淑女であろうと取り繕っているスカーレットにぴったりでしたし、鮎さんはもう見た目がスカーレットそのものなので、スカーレットの本心がぴったりすぎて感動。
からの杜アシュレ登場。「スカーレット、昔の話をしよう」というセリフが、今この状況とハマりすぎて、客席からの大爆笑に押されて杜さんも思わず笑い、続く「あの頃の僕たちは若くて輝いていた」がさらに笑いに追い打ちをかけて、杜さんが「まさかここでこんな笑いが起きるとは…でもそうですよね...」となる面白い展開に。でも紫スカーレットの「私は昔の話なんて嫌い!」で立て直してからの「ふるさとは緑なり」の、もう昔にしか生きていないアシュレの表現が本当に素晴らしかったです。
月影さんは「スカーレットⅡ」は演じられたことがあるのかな?となると「明日になれば」は歌われていないと思うのですが、これもさすがの仕上がりでした。
そして「さよならは夕映えの中で」の平さんの存在感。さすがでした。
トークで「あんなに笑いが起こるとは。でもピッタリすぎる台詞でしたね。明日からのお客様がどんな反応をなさるのか楽しみ」みたいなことを杜さんがおっしゃると、平さんが未だにお茶碗とかを割ったときにバトラーの「僕はね、スカーレット、壊れた欠片を辛抱強く拾い集め、それを糊で繋ぎ合わせ、繋ぎ合わせさえすせば新しいものと同じだと思うような人間ではないんだよ。壊れたものは壊れたものさ。」を未だに言ってしまうというおちゃめなエピソードを披露されて、本当に素晴らしいセリフばかりですね、というところに落ち着きました。
そして、指で頭にツノを作って、「次はこんな役でした」とご紹介。
大江山花伝~燃えつきてこそ~より
うす紫の恋(平みち)
二人、誓う(茨木童子:平みち、藤の葉:紫とも、渡辺綱:杜けあき)
いやあ、ここで杜さんが一瞬で爽やかで明るい渡辺綱になったことに改めてびっくりしましたね。素直で単純で活き活きとした青年がそこにいました。そして、本公演で少女時代の藤の葉(ふじこ)、新人公演で藤の葉を演じた紫さんもさすが!途中、「私、ふじこは茨木と綱さまのどちらを選ぶのでしょうか」なんておちゃめなつなぎもありながら、最後「ふじこの茨木に手出しするものは許さない」みたいな台詞はもう紫さんの演技力ここにありの大迫力。ふじこにふりかかる矢が見える気がしましたよ。恰好よかった!そして茨木の「綱、この首、くれてやろうと思っていたがそうもいかぬ」からはもう滝に落ちていく2人が見えるようでした…涙
からの渡辺綱の「茨木、お前のことも好きになっていたのだぞ」が、彼がこの一件で心が成長した様子がわかるのもさすがというか、映像で見たときよりも良くて、この辺に杜さんの進化を見ました。あと当時は録音だったろう台詞(強いばかりでなくお優しいのですね、綱さまは)とかが舞台袖から聞こえてくる贅沢!漫画の滝を背景に笑い合う茨木と藤子のシーンが見えましたよ、私には!
やっぱり私「大江山花伝」好きです。
「違い」で傷つけあう者たちの有様なんかは今の時代にも響くと思うし、まず漫画が素晴らしいので、オススメします。
そして、ここで後ろの扉から杜さんと美しすぎる鮎さんが登場し、上手側の通路を鮎さんが、下手側の通路を杜さんが通り、舞台で邂逅。
「君は薔薇より美しい」「ありがと」
もう今見てもこのセリフに納得しかない鮎デイジー!
この後、少しお二人でお話しがあったと思うのですが、記憶ぶっとぶほど、鮎デイジーに三度び、しかも初めてこんな至近距離で出会えたことに感動・・・。
(あ、杜さんが「私はギャツビーは心も身体もハンサムな人という印象でした」と言ってらしたのを思い出しました!)
エアシャツシーン込みの「ジェイ、あなた、本当にお金持ちになったのね」から「どうして返事をくれなかったの?」「軍の規律があった」「半年間、毎日書いたのよ。毎晩泣いてたわ」から「過去を取り戻すことは出来ないわ!」「出来る。絶対出来る」の後、下記に続きました。
華麗なるギャツビーより
過ぎた日(杜けあき、鮎ゆうき)
デイジー(杜けあき)
朝日の昇る前に(杜けあき)
「デイジー」の前に、マートルの事故でパニックを起こしているデイジーと身代わりになるギャツビーのシーン再現もありました。ここの杜ギャツビーの「裏社会には慣れているんだ」の間と声のトーンがやっぱり最高なんですよね。やっぱりこのセリフは、デイジーには話したくなかったものであってほしい、と思いました。
そして
この時に使っていらした「僕は彼女の中で永遠に生き続ける」というセリフとともに「朝日の昇る前に」になるんですけれど、このセリフがあるから、よけい「デイジーはあんたのことなんかすぐに忘れるよ。そんなことも分からないくらい惚れてたんだ。本当にバカだなあ。でもそんなギャツビーの生き方が私は嫌いじゃないんだよ」と次々と思い乱れて大号泣のまま、休憩になりました(汗)
15分の休憩の後が最後の演目になりました。
絶対あるだろうと信じていた大好きなこの作品!
たまゆらの記から
たまゆらはこび(全員、小巻:朝峰ひかり)
あをによし(紫とも、朝峰ひかり)
再会(安宿王:平みち、安宿媛:星影瞳)
春の愁い(安宿王:平みち、安宿媛:星影瞳、首皇子:杜けあき)
たまゆらの記(平みち)
これね、星影さんの安宿媛がめちゃくちゃ良かったんですよ!本役の神奈美帆さんとはまた違って、憂いのある美貌と賢そうな雰囲気が「あの気高い美貌の上に、溢れんばかりの才気は、国を治める者の妻にふさわしいと思っている」という首皇子のセリフにぴったりで、最後、安宿王と会うときのセリフ「“たまゆらおはこび”憶えていますか?あなたは、わたしのたまゆらを落としておしまいになった。あの時の悲しかったこと・・・。私の青春は、光り輝く青春は、あの春の初め頃終わってしまったのです」が少し冷たく響くところも素晴らしかったです。
ちなみに星影さんと朝峰支配人は同期生とのことで、この作品を本科生のときに旧大劇場の三階席の一番後ろの席でご覧になっていたそうです。その見ていたときの作品ができるなんて、というお話しもあったり、杜さんから客席に「初めて見る方」と呼びかけがあって、何気に私も生で見るのは初めてだったのだけど手をあげづらく、挙げられて当てられた男性のお客様が「初めて見たけれど内容がすごくよくわかってよかった」とおっしゃられて、杜さんもどこをどう抜粋したらお客様がキュンとなってくれるだろうと一所懸命、朝峰支配人と打合せしたので、嬉しいとのお言葉があったりしました。
そして何より、当時はあんまり分かっていなかったけれど、本当にステキな作品、と出演者たちからの感想があって、私個人はずっとずっと再演を希望している作品だったのですが、なかなか再演されないので、もうこうなったら、朗読歌劇「たまゆらの記」をこのキャストでお願いします、ぜひ!
朗読歌劇は「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」の管轄だったんでしたっけ?そこにお手紙書いたらいいですか?もともと90分くらいの作品だから短くしなくていいし、荻田先生ならセットなしでも美しく見せてくれますよね?ね?
いやでも本当に、三人の恋愛と立場と政治が絡み合う切なく美しい作品なので、ぜひ、再演でも朗読歌劇でもお願いしたいです。
ところでどこの流れだったのか忘れたのですが、紫さんが「大江山花伝」で新人公演ヒロインを演じたときに、「新人公演評」で「あまりに庶民っぽいお姫さまだった」と書かれたらしいのですが、今回やってみて初めて「やっとふじこってお姫さまだったんだと気づいた」みたいな発言がありまして、やっぱり新人公演って大変なんだな、と思いました。特に娘役さんは本当に若いときに抜擢されるから、やらないといけないことに追われて理解が追い付かないということはありそうです。
お芝居ターンが全部終わり、優子先生のピアノソロの間に、皆さま、お衣装チェンジ。ここからはそれぞれ好きな曲を歌います、とのご案内がありました。じゃあ、下級生順に、と案内があって、それに「私たちはもう学年順とかいいんじゃない、って言ったんですけど、朝峰支配人が、下級生順にというので」と杜さんよりお言葉あり、こんな感じで進みました。
思い出の作品たち
凱旋門より「雨の凱旋門」
ムッシュ・ド・巴里より「とこしえの愛」
ヴァレンチノより「ラテン・ラヴァー」
ブライト・ディライト・タイムより「That’s Life」
ダイナモ!より「One day in Your Life」
月影さんはミントグリーンのドレスに変わられていて、「組カラーがある時代の人だ」とどうでもいいことを思ってしまいました、すみません。でも月影さんも「ジョアンという役だったので、ジョアンという名前のお菓子をたくさんいただいた思い出があります」となかなかチャーミングなご紹介。
鮎さんは「ローマの休日」のアン王女ですか?みたいな真っ白なドレスで、もう本当、西洋のお姫さまがそこにいるみたいな輝きを放っていました。ただ平さん、神奈さんのサヨナラ公演中にこの公演のポスター取りがあって、お二人のサヨナラは悲しいけれど、この先のプレッシャーもすごくていっぱいいっぱいだった、というようなお話しがありました。
でも今は本当にきらきらと輝いていらして、「ムッシュ・ド・巴里」は私がテレビ画面越しに杜さんに恋した作品で、この主題歌が本当に大好きだったので、この曲を選んでくださったことにただただ感謝でした。
ちなみにこの曲には個人的にこんな思い出もあります。
ちなみに鮎ちゃんの歌ってくれた曲はその昔、タカラジェンヌのラジオ番組で杜ちゃんが出演された時にリクエストしたことがあって、それがたまたま何通かあったようで採用されて、私の名字妙に読みにくいのでDJさんが読み間違えられて杜ちゃんが訂正してくださったことも久々に思い出しました
— oto (@sat_oto) 2026年6月27日
ここが本当に1人ずつ登場して、少し喋って歌うのがオーディションみたい、みたいなお言葉があって、紫さんが「3番、紫ともです」とおっしゃったのが面白かった!
紫さんは学年も近かったこともあって神奈さんから教わることが本当に多く、今でもよく食事したりしているというご紹介。やっぱりこの布陣になると神奈美帆さんがいらっしゃらないのが気にはなるので(そういえばどこかで杜さんが平さんに、紫さんと星影さんと、どうですか、新しい相手役?みたいなことを聞いていましたね)、紫さんや鮎さんからお名前がいっぱい出たことが嬉しかったです。そして一度でいいから生・神奈美帆さんを見たいので、いつかまた何かで出演されることがあったら嬉しいなと思います。
紫さんの「ラテン・ラヴァー」はもう安定の仕上がりですよね。大好きです、ジューン・マシス。
この後の杜さんは赤いヒラヒラのパンツドレスがステキでした。ショー仕様らしいです。今台風がやってきてて、地震もあって、それ以上に最近世界で心痛む出来事が増えている中、何を歌おうかなと考えていたけれど、もうこの状況では「1日1日を一所懸命、精一杯生きるしかないのかな」と思ってこの曲を選んだ、とのことでした。
そしてここで朝峰支配人のほかに、月影さん、紫さんがコーラスで登場されました。
トップ娘役になるとこういうコーラスをすることがなかなかないので、すごく楽しかったらしく、リハーサルはノリノリだったそうです。
そんな豪華なコーラス入りの「That’s Life」。
色んな思い出のある曲ですが、この日はただ「明日も命燃やして生きよう」と泣きながら思いました。
そんな涙をふっとばすように平さんが「5番、平みちです」とご登場!笑
この曲は平さんではなく、杜さんのリクエストだったことを明かしてくださいました。
なんとマイケル・ジャクソンの初期の曲とのこと。私はたまたま前日に映画「Michael」を見に行っていたのですが、平さんはまだ見られていないとのことでした。
でもサヨナラ公演のショーでトップさんが歌われるにふさわしい別れと愛の曲でステキでした。
最後はその平さんのサヨナラ公演のショー「ダイナモ!」の主題歌だったのですが、これも杜さんのリクエストだったらしいです。
平さんは今回お芝居入りでやってみて、昔演じて体の一部になっていた役が奥底からもう一度出て来る感覚で、こういう機会があってよかった、二番手がカリンチョ(杜さん)でよかったとおっしゃっていたのですが、私は改めて平さんがこんなに大らかで優しい方だったから、杜さんは自由に二番手をやれていて、今、こういう企画も参加してくださるんだろうなと感じました。
そして平さんより「進化と老化を繰り返している」との名言がありましたので、台本ありで老化の部分を助けながら、進化した心で演じる朗読歌劇「たまゆらの記」待ってます。
今やっている朗読歌劇「心中・恋の大和路」は瀬戸内美八さんが79歳でやられているんですよね?平さん、まだ70歳、3年後としても大丈夫、できます!そして見たいんです!清濁飲み込んで皇帝となる杜さんの首皇子を!今回聞けなかった首皇子のソロ曲を聴きたいんです!お願いします。
アンコールは今はもう歌えない「宝塚行進曲」でした。
杜さんと鮎さんは雪組オンリーだけど、平さんは花組から雪組へ、紫さんは雪組から月組を経て再び雪組へ、星影さんは花組から星組を経て雪組なので、花、月、雪、星、4組分いける!と思ったのですが、何も関係なく杜さんが「花美しく咲き誇り、月あでやかに照り映える」部分を、平さんが「雪幻か白く舞い、星瞬いて夢誘う」を歌われました。でも久々にこの曲が聞けて本当に嬉しかったし、大満足でした。
で、これだけやったら初回は18時半に終わったのですが、日曜日の2回公演(13時開演、16時開演の2回だったので、休憩が30分しかない計算になるのです)は大丈夫だったのか、気になっています。
前に見たマグノリアホールのコンサートは柴田先生作品特集でカメラも入って、スカイステージで放映されたのですが、今回は著作権的に難しそうな曲が2曲あるので、どうなんでしょう。もし放映されたら嬉しいですが、それ以上に朗読歌劇「たまゆらの記」を待っています!


















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