こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

箱根の山は。

アンチスポーツの私は、テレビによるスポーツ観戦もほとんどしないのだけれど、正月の「箱根駅伝」だけは、別である。
とはいえ、見るのは往路2区か3区だけで、復路も7区くらいをチラと見る程度だったのだが、今年は、何故か復路7区から見始め、ゴールまで見切ってしまった。
残念ながら、私の大好きな「たすき」が渡せなくて、見切り発車、のシーンは今年はなかったのだが、これに変わる、シード権争い、が目が離せなかった理由だった。


思えば、「箱根駅伝」ほど、仕掛けが多い競技も少ないのではないだろうか。
優勝だって、「往路優勝」「復路優勝」「総合優勝」と3つあるし、区間賞やら、何人抜き、の記録。その上にシード権と見切り発車。


スポーツにはとんと疎いので、記録云々より「見切り発車」のなんとも言えない、団体競技的な心理戦の重圧のドラマが一番私を掻き立ててくれるのだ。


だからこそ、今年の「シード権争い」は面白かった。間に合うか、無理か、だめか、というハラハラ感。抜いても、抜かれても、どちらかの選手には必ず降りかかる悔しさを想像すると、一時も目を離せない感じ。


結果的に早稲田がやっぱり追いつかなくて、ゴールと共に泣き崩れた姿が本当に印象的だった。


せっかく東京に出てきたことだし、来年はちょっぴり箱根を見に行こうかなあ、なんて思った、年のはじめ。