こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

徒歩15分

「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」を見に行った。初の青山劇場。だいたい平日の観劇は社長にお願いして、定時よりも30分早く帰らせてもらうのだけど、今回は定時まで働いたにも係らず、のんびりと劇場に到着することが出来た。なんと言っても会社から徒歩12,3分。自宅に近い劇場より、会社に近い劇場の素晴らしさを痛感。ここなら、安心して平日のチケットが取れる。もし仕事が終わらなくても、終演後、会社に戻ればいいだけだし、後は面白そうな演目がどんどんこの劇場に来てくれることを願うだけ、である。
で、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」。映画との比較とか、とりあえず、全体の感想は追って本ページにUP予定。今回、私の注目点は上原多香子だった。別に今まで特に興味を持ったことのない芸能人だった。キレイと騒がれているのも、あんまり分からなくて、多分、私の美的感覚には触れてこない種類の美人、なんだろうなあ、というくらいにしか思ったことがなかった。だから、別に今回の舞台が彼女の初舞台であったとしても、正直、それもどうでもいい話だった。(加えるならアッコさんの声も、KABA.ちゃんの振付どうでも良かった)今回の観劇の目的は演目が一番、ついでに山本耕史くんと浦島りんちゃんを見るか、程度だったのだ。山本くんはいつもどおり、実力を見せつけ、りんちゃんの歌声も堪能。でも、それ以上に、歌が危なっかしくて、演技もまだまだ、それほど華やかでもなかったのに、上原多香子に釘付けだった。キレイだった。本当に。B級エンターテインメントショーは、もちろん、カラフルな衣装も見どころ。そのどの衣装もすごく良く似合って、その上、金髪の鬘も似合って、何しろキレイだった。テレビで見る芸能人を生で見たからキレイに見えた、わけでもないと思う。だってテレビで見る芸能人を何人も生の舞台で見たことある(例:松たか子高橋由美子木村佳乃など)が、テレビよりもずっとキレイ、だと思ったのは彼女が始めてだったのだ。しかも、テレビで見た時は、私は彼女をことを取り立ててキレイな人だと思っていなかったのにもかかわらず、だ。確かに舞台では、彼女はまだまだ未熟だ。魅せられる域ではない。でも、その美しさは「魅せられる」域であった。舞台ファンとして、彼女が舞台女優になるのなら、もっともっと訓練が必要だと思うが、美を愛でるものとしては、今後彼女が別の舞台に立つのなら、それもちょっと見てみたいなあ、と思わずにいられないほど、彼女は美しかった。
彼女の美しさとスタイルが前提にある上での、あの衣装の可愛らしさ、ということは重々承知だが、あまりにもお揃いの衣装と靴が可愛くて、女の子らしいちょっぴりレトロなワンピースとカラフルなピンヒールを買ってみたりしようかなあ、と思ってみたりもしたが、自分の容姿を振り返り、現実も知った夜だった。