こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

誰でも好きな服を着られる自由@女装バー

忘年会続きで忙しく、更新できませんでしたとか言いたいところなのですが、全く関係なく繁忙期が徐々に始まって、久々真面目に働いております
そんな本日は天皇陛下のお誕生日ですね、おめでとうございます
いや、私、別にロイヤルファミリー好きとかそういうのじゃないのですが、90歳になられたエリザベス女王といい、あの方々は本当に長く働いておられるんだなあと思うと、不真面目な社会人として尊敬しております。

でも世間的には昨日からクリスマスパーティーの時期でしょうか。いいなあ。
ま、私も一応食事にはいく予定です、母連れて。
ええ、たまの親孝行です。
クリスマスは家族孝行の日なんですよ←都合の良いときだけ英国にかぶれる私w

そう言えば、東京に住んでいた頃、お店の周年パーティーか何かに呼ばれたことあります、一度もその店行ったことないのに(^◇^;)
友達の友達が、おいでーって仰ってくださったんですよね。
本当アラサー、夜遊びしてましたね、私
呼ばれたそのお店は新宿二丁目まであと一歩の小さな雑居ビルにありました。
女装バーです。
まだまだ女装家という言葉が聞き慣れなかった頃で、さすがの私も初体験。
なので、どういうのが一般的なのか分からないのですが、そのお店は基本的に普段は男性の格好をしていて、そのお店に来る時だけ、女装をする、という人たちのための場所でした。

狭いカウンターだけの、小料理屋さん、て感じのお店でした。
違うのはママと女装趣味のある男性たちが思い思いの女装をなさっていること。
因みに、普段は男性の格好をされているお客さまが大半のため、お店の上の階に衣装部屋と更衣室がありました。
初めて女装される方にはお店の方がアドバイスもしてくれるらしいです。
お店の名前を忘れてしまったのが残念。
でもきっと世の中には、そんな親切設計のお店が色々あるかと思うので、一度女装してみたいけれど、どうしたらいいか分からないという方は、とりあえず女装バーに行かれてみるといいと思います。
ママなり、お客さまなりがアドバイスくださることかと。
と、いうくらい、他のお客さまがみんな優しくてね。私たちにもずいぶん親切にしてくださいました。そんな更衣室を見せてくださるくらいに。

そんなお客さまは年齢層も女装歴もさまざま。
その中で、20代前半のめちゃめちゃ可愛らしい男の子もいらっしゃいました。
女装した姿は清楚系。そして、華奢。

ところで、みなさまは、観月ありさ小池徹平が共演した「おひとりさま」というドラマを覚えていらっしゃいますか?
私ももう話はうろ覚えなんですが、その中で小池徹平に恋する役で松下奈緒が登場したんです。観月ありさとは真逆の女子力高い役として。
そして、その役で彼女はデートの時に、白いトップスにベビーピンクのスカートを合わせ、さらに淡いベージュのロングブーツを履いて、まさしく一時期流行った、ゆるふわ、を体現していたのです!
あれを見たとき、私は震撼しました。
できねえ、私には絶対できねえ、この格好、と。
(そういえば、視聴率は全く振るわなかったのですが、前クールのドラマ「早子先生、結婚するって本当ですか?」

 

 


が私も好きでした。そして、早子先生の松下奈緒が素晴らしく格好よかった。ゆるふわスタイルも似合うけれど、個人的には早子先生スタイルの松下奈緒の方が好みです)

話がそれてしまいましたが、その女装バーにいた男のコは、私が絶対無理だ、と思ったゆるふわファッションをもしされたとしても全く違和感もないくらい、美少女、といった儚げな風情のコでした。
もう、女、やってるのがイヤになりましたね
世の中にはあんな妖精のような男性がおられるのですね。
その彼はふんわりしたニットにショートパンツをお召しになっておられました。
すんごいお似合いでした
実はこの頃、ショートパンツに憧れいた私。
またまたドラマの話になるのですが、今や禁句なんですかね、藤原紀香陣内智則が共演した「59番目のプロポーズ

 

 


で、藤原紀香が黄緑のシャツにシャンパンゴールドのキャミ&ショートパンツを着てらして、あの格好にずいぶん憧れていたのです。
ゆるふわファッションはできないし、したくもないけれど、あれは許されるのであれば着てみたいと思う、その違いがどこからくるのか私もわかりません

そんなわけで、その彼のショートパンツを見て思わず、こう言っちゃったんですよね。
「いいなあ。私も若かったらショートパンツを履いてみたい」

すると、バーのママが一言。
じゃあ、ここで着ればいいのよ

た、確かに。
この中でなら、着ても許される気がする。

と思いました。
なんなら、紀香がドラマで来ていた憧れのファッショントータルを「女装」としてなら着れるかも
なんて思わせてくれた懐の深い優しいお店でした。
人間、自分の好きな格好をするというのはそれだけで少し幸せをくれるのかもしれませんね。

ところで、この女装バー、お料理も美味しかったのが印象的です。ライナップも小料理屋ぽく、おふくろの味的な、家庭的なお惣菜で。
で、しかもママがつくり方を親切に教えてくださるんですよね。教えてもらったのが
人参の炒め煮。
人参を千切りにして炒め、白だし水で軽く煮込んで、卵でとじるという栄養たっぷり、お安く、簡単で美味しい一品はしばらく一人暮らしの食卓を彩ってくれました。
久々に作ってみようかな