こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

アラフィフ負け犬がビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

曇りなく「陽」の時代もあったんだ@宝塚雪組バウWS「灼熱の彼方-オデュセウス編」

最近の私のブログを読んでくださっている方はお分かりでしょうが、私は彩風咲奈さん(さきちゃん)が好きです。どこがって見た目です!
でも「ロミオとジュリエット」の新公ロミオを見たときは、正直いい印象じゃなかったんですよね。
で、どこから、好きに傾いたんだろうと思い出してみたら、2011年の「灼熱の彼方」じゃないかと。

私は個人的に雪組の千風カレンさんを応援しております。(ロミジュリ新公を見に行ったのも彼女目当てです。そしてできる限り雪組の本公演を観に行っているのもそういうわけです)
で、当時、無職中だった私は実家でスカステニュースを見て、カレンちゃんがたっぷり見れそうということで、この演目を見に行こうかな、となったわけですね。
で、下記の理由でオデュセウス編を見に行きました。
----------------------

今回のワークショップはオデュセウス編とコモドゥス編の二つあるのだけど、カレンちゃんの役がオデュセウスの乳母ってことで、オデュセウス編のがいいかなあとなんとなく思って、見に行ったわけですが、終わったら、こ、これはコモドゥス編が見たい、と思う結果に。

カレンちゃんは、出番こそ多くないけれど、唯一の笑いシーンを一人で持っていって、オンステージ!やっぱりカレンちゃん、芝居うまいです。ちゃんと年齢以上に老けた乳母に見えたし、きっちりしっかり若手だらけの芝居を彼女とホタテくんで締めてました。

そして、さきちゃんが、思った以上に素晴らしくて。というのも、もちろんロミオをみたときもこの子実力はあるな、とは思っていたのだけど、まだまだ女の子ちゃんな顔立ちと雰囲気が、ロミオのような役と衣装だと際立ってしまって、どうにも受け入れがたかったんですよ。
けれど、今回は黒の鎧に身をつつみ、髪型もすっきりとメイクもシャープに整えていて、本来の彼女のスタイルの良さが際立ち、普通に格好良かったし、何より、歌も芝居も安定している。場数をこなしてるだけあって、あの年齢でのラブシーンの手慣れた感はギャップでキュンとさえしました(笑)

何よりオデュセウスは、正当派ヒーロー。
生き方にも迷いなく、才能を発揮し、誰からも愛され、頼りにされ、その期待に答えられるべき資質をもった素晴らしい将軍。
冒頭で、彩凪翔さん(なぎしょ)と対になってバーンと登場した時に、まずその対比がひどくおもしろいなと思ったんです。
黒い鎧に身を包んだオデュセウスのキラキラ感。純粋でまっすぐな瞳。高揚した頬。曇りなく輝いているもの。それはきっとスター街道を歩いているさきちゃんにしか出せない何かだったと思う。
一方のローマ帝国の王子コモドゥスは白い衣装に身を包みながらも、ギラギラと暗い目をしてそこにいる。
出てきた瞬間のなぎしょの美しさとあの目は、はっと息を飲むものがありました。

ただ、どうしてもどうしてもなぎしょの芝居に対する技術力の低さが、私は辛くて。男役の声が出来てないのは仕方ないとして、それはさきちゃんも同条件のはずなのに、感情の方だけ先走って、セリフを言う、ということがまるで出来なく、もうとにかく見ててがんばれと。

それ以上にコモドゥスという役が個人的に好みすぎて、より、この役を心地よく見せてくれる人で見たい、という気持ちになってしまった。

れおん(柚希礼音さん)のオデュセウス、かなめくん(凰稀かなめさん)のコモドゥスとかでやってくれたら通うわ、私、くらい、コモドゥスというキャラクターは私の心を鷲掴み。
(考えれば、将軍のれおんと王子なかなめくんは体格的にもいけてるね、わー、見たい!その場合アンヌはまりもちゃん[蒼乃夕妃さん]で頼む)
正直、なぎしょはコモドゥスという役をそこまで表現できてはいなかったけれど、さきちゃんのオデュセウスが正しくまじめでキラキラしいからこそ、もうそこはこちらで脳内保管できてしまって、激萌えでした(笑)

コモドゥスという人はオデュセウスと父親へのコンプレックスの固まりで、そのことに誰よりも苛立ち、その苛立ちを押さえることは出来なくて、周りにあたり、周りに力を見せつけることでようやく自分の心の均整を保っています。愛に飢えていて、でもその求め方も知らず、だからよりみんなから距離をおかれ、孤独にひた走る、その姿が萌えでなくてなんといおう(笑)

逆に全くもってオデュセウスに惹かれる部分はなく、オデュセウスがキレイな正しいことを堂々という度に真剣に笑ってたヒドイ観客でした、私(^◇^;)
しかもラストシーンはよくよく考えたらアイーダとラダメスと同じことなのに、きたよ、とどん引きしてしまったくらいだけど、オデュセウスの安定と正しい表現方法が、ここまで私にコモドゥスという役を妄想させてくれたから、オデュセウス編を選んで正しかったのかもしれません。

しかし、感情と美しさだけ先走るなぎしょと、技術力はあるのに、まるで感情の揺らぎとか欠片とか感じさせないアンヌの夢華あみちゃんと、どちらの演技をとるかは、難しいなと。あ、でも全体に観客の声は、あみちゃん、上手いわー、だったから、このままでいいのかもしれない。さらに歌はやっぱり素晴らしくて、その武器はどんどん正しく舞台で発揮してほしいなあと思いました。
----------------------
この後、縁あってコモドゥス編も見に行きました。そのコモドゥス編でなぎしょにがっかりして、よりさきちゃんを好きになったわけなんですが、その辺りはまた明日に。

あ、舞台自体の感想書いてませんけど、ひどかったです(キッパリ!)
脚本もセットもひどかった。WSって脚本・演出家にとってもワークショップなの?と思いました。
まだまだ実力ない若手ばっかりなんだから、逆に脚本・演出家はもっといろいろちゃんとすべきですよ、ホント。

それにしてもこの年、お金はないのにそれなりに時間あったのに、感想書いてないのはなぜ?と思ったら、お金ないから宝塚ばっかり見てたからですね(^◇^;)

一応、このくらい↓↓↓くらいは見ていて、mixiには日記をつけていたので、ブログにあげていなかった分をあげていこうかな、と思います。
よろしければお付き合いくださいませ。

★11月
宝塚星組オーシャンズ11

★10月
ロミオ&ジュリエット

★9月
宝塚雪組「仮面の男/ロイヤル・ストレート・フラッシュ」

★8月
宝塚月組「アルジェの男/ダンス・ロマネスク」

★7月
嵐が丘
宝塚雪組「ハウ・トウ・サクシード」
宝塚雪組「灼熱の彼方ーコモドゥス編」
宝塚雪組「灼熱の彼方ーオデュセウス編」

★6月
スウィーニー・トッド

★5月
宝塚宙組「美しき生涯/ルナロッサ」
宝塚星組「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」
宝塚月組「バラの国の王子/ONE」

★4月
劇団わらび座「おもひでぽろぽろ」

★3月
宝塚雪組ロミオとジュリエット」新人公演合わせて3回
ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート

★2月
宝塚星組「愛するには短すぎる/ル・ポアゾン」
劇団スタジオライフ「11人いる」
PEOPLE×PURPLE&Amuse「ORANGE」

★1月
DREAM TRAIL(2回) 宝塚雪組「ロミオとジュリエット」