こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

2023年かんげき振り返り

本当は12月に観劇した「ねじまき鳥クロニクル」と宝塚雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」の感想も書くつもりだったのですが、忙しさと体調不良とで、時が流れ過ぎてしまいました。。。

そんなわけで2023年末は12/25(月)の体調不良によるめまい→初MRIから始まり、気力で仕事をして、だいたい倒れていました(涙)

とりあえずコロナではなかったのが救いです。

これも記録的に残しておきます。

 

さて2023年の観劇はこんな感じでした。

■12月

ホリプロねじまき鳥クロニクル

宝塚雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」

■11月

梅芸「雪組pre 100th anniversary Greatest Dream」×2回

■10月

ケムリ研究室「眠くなっちゃった」

■9月

宝塚月組「フリューゲル-君がくれた翼-」「万華鏡百景色」

■8月

宝塚花組「鴛鴦歌合戦」「GRAND MIRAGE!」

■7月

世田谷パブリックシアター音楽劇「ある馬の物語」

アミューズ「FACTORY GIRLS」再演

■6月

宝塚星組「1789-バスティーユの恋人たち-」

ホリプロ「ファインディング・ネバ―ランド」

■5月

宝塚雪組ライラックの夢路/ジュエル・ド・パリ」

平成中村座姫路城公演「播州皿屋敷/鰯売恋曳網」

■4月

ミュージカル「マリー・キュリー

ナイロン100℃「Don’t freak out

■3月

コクーンプロダクションvol.13「アンナ・カレーニナ

ホリプロ「バンズ・ヴィジット」

■2月

宝塚雪組「ボニー&クライド」

宝塚月組応天の門」「Deep Sea」

■1月

宝塚花組うたかたの恋/ENCHANTEMENT」

東宝エリザベート

 

21回かー!しかも今年、お財布的に厳しかったのが7月に千風カレンさんのサロンコンサート、8月に杜けあきさん×紫ともさんのディナーショーにも行ってることでしょうね・・・。結局1か月、2回は見てる計算になりますね・・・。

とりあえず来年は「目指せ年15回!」を目標にします。

ただサロンコンサート、ディナーショーともに楽しかったので、インスタの感想を記録的に貼っておきます。

www.instagram.com

www.instagram.com

 

そんな中、とにかくセットと表現方法がすごかったのが、感想をかけていない「ねじまき鳥クロニクル」でした。

インバル・ピントさんのアートとムーブメントが村上春樹の物語を見事に彩っていて、かつ大友良英さんの音楽と共演することでエンターテイメントに仕上げていて、なんとも言えない「すごいものを見た」感。

これを言語化できたら村上春樹になれるのでしょうか。

でもそれ以外に、なんというか、演劇的なもの未体験者も、大好きな人も魅せるセット模型の展示とか、おしゃれなグッズとか、そういうところまで行き届いていたのがさすがでした。

f:id:morton:20231231130625j:image

グッズはこのレベルを全公演に目指してほしいです。

舞台『ねじまき鳥クロニクル』|【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約

一番下にグッズが掲載されていますので、よろしければぜひ見てください。

そしてこれ、もし余裕があれば、原作を読み直して、きちんと感想を書きたかったのですが、難しいかな。

ただせめてあの「人の心の距離だけ机が離れていく」みたいな見せ方ぐらいには、日本の舞台も追いつきたいなあと思いました。

インバル・ピントさんはイスラエルの方なのですが、今イスラエルが悲しいことになっていますね。

実は一番好きだと思った作品は「バンズ・ヴィジット」だったのです。

stok0101.hatenablog.com

本当になんてないことない、普通の人々の一昼夜をエキゾチックな音楽が優しく彩って、知らない間に涙がポロポロこぼれる、そんな作品でした。東京で観劇された方もシアター・ドラマシティで見てほしかった。そして毎週金曜日の夜8時から見たい作品でした。

でも今の現状がこの作品に込められた「ブロードウェイの願い」は、なんてむなしかったのだろうと思うのですが、今もう一度、と言わず2度、3度、見たいと願う作品でもあります。人と人、がふれあえば、分かり合えなくても、なんとなくやっていけることを信じたいから。

 

そして「戦争」ということでいうと、一番考えた公演はやはり「ある馬の物語」でしょうか。

stok0101.hatenablog.com

ルールがある中で幸せや安心感を感じるのは、やはり多くの日本人もそうだと思うので、でもだからそれでいいのだろうか、なんて考えてもしかたのないことを未だに考えます。

 

そんな「ルール」で大きく揺らいだ宝塚歌劇団。故人のご冥福と、キャスト、スタッフ含めて舞台を作り上げる方々にとって、よりよい環境になることを祈るくらいしかできないのが残念です。ただ一ファンとして、特に彩風咲奈さんの卒業は見守りたいと思っています。

 

しんみりしてしまいましたが、今年1番楽しかったのが、平成中村座姫路城公演です。

stok0101.hatenablog.com

初日の昼公演のチケットを取っていただいたのですが、彩雲も出て、お天気も素晴らしくて、めちゃくちゃ晴れやかなムードに包まれながら、本当に楽しいアミューズメント空間を堪能しました!

小倉城の「小笠原騒動」もかつて南座で見て大興奮しただけに行きたかったのですが、30年前の夢「Greatest Dream」がわたしをがっつり掴んでしまって、行けなかったのが残念。でも「Greatest Dream」を選んだことに1ミリの後悔もありません!

 

来年の目標15本とか言いながら、1月はもう「赤と黒」と宝塚星組の「R R R!」の観劇が決まってます。

そしてKERA CROSSとう蝕のチケットも手配済み。

他にも見たい公演もたくさんあるので、チケット取れるかどうかは別として取捨選択が難しいなという感じですが、もろもろがんばりたいなと思います。