こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

映画「プロデューサーズ」

舞台版を忠実に再現した、限りなく楽しい、これぞミュージカル映画、という作品。舞台も始めて見たときも(舞台の感想はこちら)ブロードウェイ・ミュージカルの楽しさが存分に詰まったベーシックな新作だと思ったけれど、映画の方も、昔のミュージカル映画黄金期を思い出させるようなレトロ感があって、ミュージカル好きを心から楽しませてくれる。演出はスーザン・ストローマン。さすが、である。
難を言えば、ユマ・サーマンが頭カラッポの金髪娘をやるにはやはり少し知的でマスコットガール的存在感が足りなかったことくらい。
あとはやっぱり、映画だと拍手喝采が出来ない欲求不満が残ることぐらいだろう。
エンドロールまで笑いの仕掛けでいっぱいなので、必ず最後の最後まで見て欲しい。
日常に疲れたときに、ふともう一度足を運んでみたくなるような、良作だった。