こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

ハイスクール・ミュージカル THE MOVIE

やっとこさ、昨日「ハイスクール・ミュージカル THE MOVIE」を鑑賞。
あー、間に合って良かった!
因みに隣の席は女子高生二人。確かに全体に年齢層が若い…。でも負けないっw

ほら、「ハイスクール・ミュージカル」にストーリーがどうの、っていうのって大人気ないでしょう?
寧ろ、同じ道筋をどう違うダンスと音楽で魅せるか、というのがポイント。
そういう意味で、この映画版は、ものすごく良かった!
というのも、テレビ版以上にストーリーというものはない。もうほぼ存在しないと言ってもいい。
その分、ショーシーンのセットも衣装も振り付けもパワーアップ。
なので、若い二人のラブラブドキドキ感が好きだったという人にはお勧めしないけど、ショー好きには堪らない作品になっている。ハイスクール・ミュージカルマニアより、普通のステージショーマニア向け。このまま「ハイスクール・ミュージカル」というタイトルのショーとして舞台に乗せたらいいと思う。

カラフルなセットや衣装も可愛かったし、こんなダンスも踊れちゃうの、ってくらいダンスのバリエーションもあったし、ライアン&シャーペイの「ザッツ・エンターテイメント」なシーンも堪能。
そうそう、寧ろかつてのMGM映画名シーン集大成のフィルムシリーズ「ザッツ・エンターテイメント」と思って見ると本当楽しい。
(なので、4に向けての新キャラクター紹介的なシーンはちょっとつまらなくて余計だったと思うけど、まあしょうがない)
最後の「シニア・イヤー」というミュージカルショーシーンのオープニングなんかは、もうゾクゾクするくらい格好良い幕開け(ライアンがもう!この子こんな色気のある歌い方できるんだ、と益々好感度アップ)で、これ、寧ろココ、今宝塚のショーに取り入れてもらって構わない、というか、ぜひ取り入れてほしい。さすが、ショーが根付いている国の人が考える演出だ。

初のトロイ&チャドのナンバーでは二人の身体能力の高さに改めて感嘆したし、トロイとガブリエラの「Can I Have This Dance?」はリプライズも含めて、ワルツというクラシックなものも、あんなに美しく可愛らしく流れるように踊る二人の姿に、心底うっとりした。

キャラクターに関する説明は皆無なので、ストーリー重視する方でテレビシリーズを見てない方にはオススメできないけど、「ザッツ・エンターテイメント」が好きだった、ショーが好き、という人にはこれだけでも、新世代の新しいエンターテインメントが見れてとても楽しいと思うのでオススメ。