こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

RENT

8/30(土)13:00~ 赤坂ACTシアター

オリジナルキャストのアンソニー・ラップとアダム・パスカルをマークとロジャーに迎えたツアーが日本にもやってくる、というのは本当に衝撃のニュースだった。
RENTと出会って10年以上、まさか、この目でアンソニーとアダムのマークとロジャーを見る日がやってくるとは思わなかった。

2000年の初来日公演を経て、映画版公開の後あたりから、ファンの増加に伴い、毎年のように上演されるようになったわけだけど、そういうものがやっぱり一流とは違っていたのだなということを痛感した公演だった。

アンソニーとアダムが素晴らしいのはもちろんのこととして、同じくオリジナルキャストのGWEN STEWART、そして彼らとバランスを取るために選ばれたキャストがやっぱり素晴らしくて、久々に初めてRENTを見た時のような、重なり合う声の迫力と美しさを堪能できた。この音楽の素晴らしさこそ、RENTの最大の魅力だったのだということを改めて実感。

日本人キャストの高良結香さんが、もちろん日本公演でのサービスということもあったろうし、非常にアンサンブルの中でも目立っていて、それが良いか悪いかは別としても、さすがあの「コーラスライン」のオーディションに合格するだけあって、ダンスの上手さが目を引いた。

個人的には何よりやっぱり、アンソニー・ラップのマークだった。
今まで様々なマークを見たけれど、これほどにマークのキャラクターを理解できて、ハロウィンやWHAT YOU OWNの歌詞がそういうものとして響いてきたのは初めての経験。
何より歌詞もメロディラインも二人とももう無理がなくセリフのように歌っていたのが感動で、ああもうこれ以上のRENTを見ることはないだろうなあと思えた。

そういう奇跡のような公演を見ることが出来た幸福を、感謝したいと思う。
Thank you RENT!
Thank you JONATHAN LARSON!