こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

レザネ・フォール

11/21(土)15:00~ 厚生年金会館

鳳蘭
麻路さき
湖月わたる
彩輝なお
星奈優里
瑠菜まり
苑宮令奈
陽色萌
雪路かほ
汐夏ゆりさ
南海まり
福井貴一

構成・演出 : 大野拓史

一応、戦時中パリのレビュー小屋に紛れ込んだ日本人将校と、その小屋で働くスターたちの交流的なストーリーはあるし、何よりレビュー小屋の男役スターと女役スターの同性愛設定に驚きはしたものの、トータルとしては、間違いなく「往年のヅカファンのためのイベント」。
そして、私も「往年のヅカファン」として十分楽しませてもらった(笑)
あ、でも大野先生の衣装と色使いはやっぱりキレイで、
全員登場した時の衣装のグラデーションとか、美しくて堪能。

ということで、この作品の最大の魅力は、その大野先生の衣装&セットに見える洗練された色使いと、鳳蘭のエンターティナーぶり、であったことは間違いない!
いやあもうやっぱり鳳さん、すごいです。
存在感や、情感たっぷりの歌もいいんだけど、何より私があなたたちを楽しませてあげるわよっていう気合。
客席いじりも手馴れたもので、すっかり鳳さんの手の平で転がされた感じ。

全員の魅力をあそこまで引き出しつつ、自分は自分でしっかり輝く鳳さん。
あの客席を巻き込む「踊りましょう、ムッシュ(女性だとマダムに変更)」は鳳さんじゃなきゃあんなにスムーズに魅せられるものに出来ないと思う。
あのオーラ、あのムードの作り方、あのエンターティナーぶり。

内容は正直「往年のヅカファン」じゃないと楽しめるかどうかは微妙だけど、
それでも、鳳蘭さんのエンターティナーぶりにはファンでなくとも感嘆できるのではないかと。とにかく、笑って笑って元気をもらえる舞台だったことは確か。

因みに、私のお目当ては麻路さきさん。
20年前と全く変わらない美しさと、包容力のある男役っぷり、そして、素の可愛らしさに大満足。