こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

メディアミックスで見る『太王四神記 Ver.II』 の面白さ。

先週タカラヅカ・レビュー・シネマ『太王四神記 Ver.II』 をやっと見に行ってきた。
タイミングがなかなか合わなくて見れなかったのだけど、これ、ウワサどおり、もうめっさめさ面白かった!!

この演目、映画アリ!
「ソロモンの指輪」はヴィジュアルアートだったから、寧ろああいう映画館とかよりも、美術館あたりで流され続けたほうが良かったかも、と思った。ヅカファン以外の目に触れさせるなら。
でも、こちらは、宝塚だけど、ちゃんと映画になっている。
宝塚が許容範囲な人ならヅカファン以外の人が見ても、充分楽しめると思うし、見てほしいと思った。 子供が見ても結構面白いのでは、と思う。

物語として、そして雰囲気として重要なところがクローズアップされるので、この単純だけど、人物入り組んで分かりにくかった部分が、ぐっと分かりやすくなっていて、 光る剣とか立ち回りとか、舞台で見ていたら、フフ、タカラヅカね、と思うところが補正されていて良い、のだ。
群舞での戦闘シーンとか立ち回りとか、スロー技術とか駆使されてるから、本当に戦ってる感じで映像が格好良い。タムドクもヨンホゲもそれなりに戦う男子に見える凄さ。映像は若干太って見えるから、より柚希礼音の筋肉質なところが強調されて、ヒーロー度あがってるし、普通に特撮ものを見る感じで、とにかく楽しい。

最初のホゲの凱旋とかも、舞台の奥の方のスクリーンでちょびっとだけ映像であがってた花火がクローズアップされたりなんかして、なんか本当に派手に祝ってそうなの(笑)
プルキルの手にまで描かれたメイクとかもドアップになって、この存在の異様さを際立たせるし、それより何より、やっぱり「太王四神記」って話自体がエンターテイメントヒーロー物で、そりゃあ突っ込みどころはたくさんあるけど、面白いんだ、ということを改めて気づかせてくれた。

それにしても、これがトップ披露公演だったなんて、レオン、ついてるなーと改めて思った。一部の終わりに、ライトセーバー(正式名称を忘れた^^;)を掲げて、王として立つことを決意するシーンは、柚希礼音という新トップスターと重なり輝いていて圧巻。 映像で舞台の輝きを再現はできないけれど、それでも、あのシーンの柚希礼音は輝いていた。