こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

観劇で一年を振りかえる2017

結局、ロッキーホラーショーのチケットは手が届かなかったので、涙ながらにこれやります。

★今年見た芝居をあげてください

【11月】
宝塚雪組「ひかりふる路」「Super Voyager!」
危険な関係

【10月】
パジャマゲーム
ヘドヴィクアンドザアングリーインチ スペシャルショー

【8月】
六本木歌舞伎「座頭市」
宝塚月組「All for One」

【7月】
グレート・ギャツビー

【5月】
きみはいい人チャーリーブラウン
宝塚雪組「幕末太陽傳」「Dramtic ''S''」

【4月】
キューティー・ブロンド

【2月】
ビッグ・フィッシュ

【1月】
キャバレー
宝塚月組「グランドホテル」「カルーセル輪舞曲」 ×2回

去年やっと目標達成とか言ってたら、今年は14回でした
しかもほかに落語とか小劇場とか行ってたからなあ(^◇^;)
でも!これでも東京時代の時の半分以下なんです!成長しました!←自慢することではない

ということで、東京時代の半分以下しか見てませんが、久々にこれ↓↓↓をやろうかと思います。

★あなたの賞を作ってください(つけたしても可)

作品賞
幕末太陽傳

雪組宝塚大劇場公演 かんぽ生命 ドリームシアター ミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』/かんぽ生命 ドリームシアター Show Spirit『Dramatic“S"! 』 [Blu-ray]
宝塚歌劇団,早霧せいな,咲妃みゆ,望海風斗,彩風咲奈
宝塚クリエイティブアーツ


今年の宝塚はグランドホテルといい、All for Oneといいすばらしかったですね。
でもその中でもあえて幕末太陽傳にしたのは、日本だから作れた、しかも宝塚歌劇じゃなくて、ちゃんとミュージカルだったことに感激したからです。
和と洋の見事な調和。
音楽の使い方。
わちゃわちゃしてながらも楽しくて、緩急あってテンポがよくて、すばらしかったです。
私、わりとこれ、ロンドンに持っていったら受けるんじゃないかと思うんですよね。
感想にも書いたとおり、英国のソープオペラっぽいし、悪い人じゃないけどいい人でもなく、みんな勝手な自分の都合でわちゃわちゃしてるって「ミー&マイガール」もそうですもんね。
あ、でも英国公使館焼き討ち事件取り扱ってるから無理か
まあその前に、佐平次を演じられるミュージカル俳優が出てきたら、ぜひとも東宝さんでも上演してもらいたいです!お待ちしています!

脚本賞
【キューティー・ブロンド】

Legally Blonde
Ghostlight
Ghostlight


念願の「神田沙也加ちゃんで日本版」が叶って、ひじょうに嬉しい作品でした。
迷ったうえにこれを脚本賞に選んだのは、私が涙したシーンが映画じゃなくミュージカル版オリジナルだったということにポイントを置きました。
いま #MeToo が日本でも話題ですが、これもエルが #MeToo な目にあったりするですよね。
そういう意味でも働いたことある全女子に見てもらいたい作品です。
元気が出ます!涙も出ます笑!
2019年再演決まってますので、見逃している方はぜひ!

演出賞
【トミー・チューン/グランドホテル】
再演だしね、しかも私、初演も見てるしね、というので迷ったのですが、やっぱり他のがこの演出を超えなくて。
本当に「トミー・チューン」の頭の中はどうなってるんだ!な緻密さなんですよ。
演出そのものが時計の1つ1つのパーツのようで、1つ部品が外れたらちゃんと回らなくなるようなすごさなんです。
ありがたくも映像化が実現して、それは本当に「映像化いいよ」と言ってくれたトミー・チューンはじめスタッフの方々からブロードウェイの関係協会、そして想像以上に粘り強く辛抱強くがんばってくださったんだろうな、と思う宝塚クリエイティブアーツの担当の方々にお礼を言って回りたいくらいです。

月組宝塚大劇場公演 ザ・ミュージカル 『グランドホテル』/モン・パリ誕生90周年 レヴューロマン 『カルーセル輪舞曲』 [Blu-ray]
宝塚歌劇団,珠城りょう,愛希れいか,美弥るりか,憧花ゆりの
宝塚クリエイティブアーツ


でもこの演出のすごさは劇場じゃないとわからないのです。
しかも一階席で見る楽しみと二階席で見る楽しみの両方を「魅せて」くれる演出なんてそうそう出会えないです。
そして全ての演出が、ここを目指してほしいなと思います。

主演男優賞
川平慈英・ビッグフィッシュ/エドワード・ブルーム】

画像は公式ツイッター@BIGFISH_japanより

幕末太陽傳のチギ(早霧せいな)にもあげたかった!
でも「男優」なのでね。
もうすごかったですね、慈英さんのエド
どこまでが演技か全然わからない。
どこまでも「エドワード・ブルーム」でした。
そして滑舌、歌、ダンス、どのスキルをとっても素晴らしかったです。文句なし!

あと「スペシャルショー」だったので、除外しましたが、ジョン・キャメロン・ミッチェルのヘドヴィクは一言でいうなら「圧倒的」でした。

主演女優賞
【愛希れいか・グランドホテル/グルーシンスカヤ】

「ボンジュール・アムール」の最高級のパフォーマンス。
あの振付をこなしながら、歌い演じられるパフォーマーが日本にどのくらいいるでしょうか。
あそこでショー・ストップしてもいいほどの出来栄えだったと思っています。
とりあえずちゃぴは退団したら、東宝でさらっとエリザベートやって、ブロードウェイでCHICAGOのロキシー・ハートあたりから攻めるのいかがでしょうか。あなたならできる!
あでも、ちゃぴで日本版モダンミリーもやってもらいたい。
とかドリームをたくさん抱かせてくれました。

本来は助演男優/女優賞もやってたんですけど、もうこれはどちらの意味も含めて「ヘドウィグアンドザアングリーインチ スペシャルショー」の中村中さんに。ほぼほぼ一人芝居ですよ、あれ。あれだけ演技して歌って、ジョンとそん色なく共演されたことが素晴らしいと思います。

そして照明&セット、衣装デザイン賞は「危険な関係」以外の考えられません。「美」を見ました。

★総括と来年の意気込みをどうぞ
今年はなんといっても「夢は願えばかなうんだ」と思わせてくれた神田沙也加ちゃんの「キューティー・ブロンド」と、まさかそんな未来があるなんて想像もしなかったジョン・キャメロン・ミッチェルの「ヘドヴィクアンドザアングリーインチ」がね。
なんかね、生きてるといいことあるな、と思ったんですよ、本当に。会社でボロボロだった分。
でもそういうときのために「エンターテインメント」ってあるんですよね。
だからそこを曇りなく追及した「最高級の宝塚歌劇というエンターテインメント」、「All for One」は本当に貴重だと思うんです。
これがやっていたら「宝塚見たいんだけど・・・」と誰かに言われたとき、じゃあとりあえず「All for One」なら間違いないから行っとく?と言えると思うんです。ぜひとも近々の再演をお待ちしています。何組でもいいです。そして何組でもいいと言える作品であるということも素晴らしいんですよね。

来年はですねー、とりあえず「ポーの一族」からはじまるんですけれど、シアタークリエ「Tenth」のニューブレインガラコンサートが楽しみでなりません!
そして、ニューブレイン以降、はまった作品がまだない事実が哀しいので、今年はニューブレインのように「とりつかれる」作品に出合えることを期待しています。

そして何より、ブログを読んでくださったみなさまありがとうございました。
書いて読んでもらえる、て嬉しいんだなということを改めて感じました。
こんな感じですが、来年も細々続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。