こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

もはやこれで思い残すことはござらん@杜けあき×南風舞40周年記念ディナーショー

11/30(土)宝塚ホテル 琥珀の間 18:00

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出演

杜けあき

南風舞

朝峰ひかり

天羽珠紀

ピアノ

吉田優子

 

みなさんは「ディナーショー」というものに行かれたことはありますか?

宝塚ファンの方々は参加されたことがある方が多いと思いますが、なんとわたしは初めてでした。

しかも一人で参加のため、勝手がわからず始まるまではドキドキソワソワ。

そんなわけで「はじめてのディナーショー」へ行かれる方への参考にもなれば、という視点も含めながら感想をつづりたいと思います。

(感想だけでいいよ、な方は目次より「5.ショーについての感想」へジャンプしてください)

 

 1.ディナーショーの予約

 

 当初、宝塚ホテルの専門電話での予約しか今回はなかったため、発売日当日に電話しました。

開始から30分くらいでホテルにつながり、予約が可能である、とのことでしたので、夜の部を希望。

名前・住所・参加人数を聞かれるままに答え、チケット発送費用と消費税を含めた金額と、振込先、振り込む際に入力する番号の案内がありました。

電話予約の場合、ペンとノートは必須です。

そして待つこと数か月。ディナーショー当日の約1週間前にやっと待ちに待ったチケットが届きました。

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ちなみに後日杜さんのファンクラブサイトでの取扱いもはじまりました。

当日の受付を見る限り、チケットの入手ルートは「ホテル」か「各出演者経由」の二択だったようです。

 

2.ディナーショーの服装

 

友人より「結婚式二次会」くらいの勢いで行け、とのアドバイスをいただき、友人の結婚式で着たワンピースを引っぱり出して、髪も一応セットしてもらって赴きました。

実際行ってみると、年齢層的にもお着物の方がちらりほらり。

でも寒かったこともあって、「お出かけ着」くらいの服装の方が多かったです。

ただ男性は皆さんスーツだったので、「セミフォーマル」くらいを意識しておけば、とりあえず浮くことはなさそうです。

 

3.受付から入場まで

 

クロークは宴会場前に用意されていることが、ホテルクロークに案内掲示されていたので、そのまま会場へ。

この時点で開始45分前くらいでした。

コートと大きな荷物を預けて番号札を2枚もらいました。

そして本来ならばここで、受付をしてディナーテーブルの番号札をもらいます。

宴会場の前に「ホテル受付」、「各出演者経由の受付」テーブルが設けられていました。

わたしの場合「ホテル受付」で席番号をもらわなければならなかったのですが、置いてある封筒が送られてきたチケットと同じものだったため、「チケットは手にあるしな。チケットに書かれている番号で席がわかるんだろう」と気楽に開場を待っていました。

そして食事開始30分くらい前に開場。

チケット半券をドアでちぎられていると後ろの方で「お席は事前に案内図で確認ください」とのこと。

しかし、案内図まで戻っても席はわからない。

スタッフさんに確認して、ようやく「ホテル受付」で席番号券が必要なことが判明。

受付までスタッフさんが同行してくれて、席まで案内してくださり、お手数をかけてしまいました。

事前にいろいろ調べていたら、宝塚の場合「ホテル受付」より「ファンクラブ経由」の方が席がいい、という情報も出てきましたが、今回はOGということもあってか、そういうわけでもなさそうでした。

「ホテル受付」したわたしの席は二列目の真ん中より。各テーブル6席設けられていたのですが、その中でも一番見やすい席でした。

それでも同テーブルの方は双眼鏡をもっていらしたのに驚きました。

とりあえず双眼鏡も全然OKなようです。

 

4.食事について

 

事前に友人よりアルコールを含め飲み物は飲み放題と聞いていましたが、そのとおりでした。

今回は、下記が飲み放題。

アルコール→ビール、ウィスキー、白ワイン、赤ワイン

ソフトドリンク→コーラ、ジンジャーエール、オレンジジュース、ウーロン茶

そしてテーブルにつくと同時に、テーブルに各自分置いてあったカード的なものを開いて見せられ、ファーストドリンクをきかれましたので、「ウィスキーのソーダ割」をオーダー。(シュワシュワしたアルコールが飲みたかったのです)

このカードにはショーのセットリストとコースの食事内容が記載されていました。

今回は前菜、魚料理、肉料理、デザートの4コースディナー。

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個人的な事情で久しぶりのまともな食事だったため、どれもおいしくいただきましたし、量も少なめでちょうどよかったです。

物足りない方はパンは食べ放題で、すぐにサーブされていましたので、パンをひたすら食べるか、先に軽く小腹を満たしておいてもいいかと思います。

それから料理は全員一律なので、アレルギーがある方は予約の際にホテル側にお伝えしておくといいかもしれません。

(今回同じテーブルの方がアレルギーがあるとのことで、料理内容の対応についてどうするか、スタッフさんと相談されていて、事前にお知らせいただくと別の料理で対応することもできる的なことが聞こえてきました。確かではありませんが、一旦事前に相談してみる選択はありそうです)

ドリンクは自分の好きなタイミングで飲み始めてよし。シェフから料理の案内があって、前菜が振る舞われました。

肉料理の前に赤ワインをオーダー。

そして、デザートの前くらいに「ショーの間のドリンク」が聞かれましたので、再び「ウィスキーのソーダ割」を頼むわたし^^;

デザートとともにコーヒーのサーブがありましたが、わたしの胃がコーヒーを拒否しがちなため、「コーヒーが飲めないので結構です」とお伝えしたところ「紅茶をお持ちしましょうか」と言っていただきました。

ということでコーヒー→紅茶への変更も可能。

飲み方もきかれたのでミルクティーをリクエストしたら、ちゃんと牛乳のミルクティーでした。感謝。

そしてコーヒーはお代わりも可能でした。

 

料理が終わったあと、ショーの開始まで30分くらいあったので、お手洗いへ。当日は男性用トイレも女性用に変更されていました。男性は違う階まで行かなければならないこともあるのでご注意を。

5.ショーについての感想

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ステージが暗くなって、ピアノの吉田優子先生が登場され、ベルばらの前奏曲が流れると、なんと杜さんが客席から登場!

ぐるっと客席を歩きながら「愛あればこそ」を歌ってくださいました。

こんな至近距離で歌われる杜さんを見るのは初めてで、初心者らしくしょっぱなから、心臓の音マックスへ!

空色レース地のふんわりしたパンツドレスでした。

杜さんのほっそりした白い腕が、肉眼でレースから透けて見えるのに感動していると、南風舞さんも同系色の上半身レース地の美しいドレスで客席に登場され、最終的にステージ上でデュエット。

ステージ上にはコーラスとして朝峰ひかりさんがドレス姿で、天羽珠紀さんはドレッシーなパンツスタイルで登場されていました。

ご挨拶があって、朝峰さんと天羽さんの紹介がありました。

朝峰さんは現在「歌って踊れるマグノリアホールの支配人」、天羽さんは現在「歌って踊れる鍼灸師」だそうです。

お2人のみごとな転身ぶりに杜さんは「わたしたちは相変わらず同じことをやってます」とのこと。

そんな今年芸能生活40周年のお二人と同じく音楽家生活40周年の吉田優子先生の紹介があり、お二人に因んだ曲をメドレーで5曲歌われました。

最後に歌われた「彷徨のレクイエム」は杜さんが入団3年目のときに「新人公演」ではじめて主演された曲。

革命に生き、恋にも生きた役のようなのですが、若くてその気持ちがわからず、会う男性みんなに「どっちが大事?」と聞いて回ったというエピソードは、杜さん自身よくお話されていたので、覚えていたのですが、この日はこのエピソードを紹介される前に「ちょうどいらっしゃるから聞いちゃおう」と客席の男性に「仕事と家庭、どっちが大事ですか」とマイクを向けると、客席の男性はすぐさま「両方」とお答えになられました。

すると杜さんが「そうでしょ。そうなんですよ。」と。

当時の杜さん調べで「仕事は本能。家庭とは次元の違うもので、比べることができない」らしいのです。

杜さんも大石内蔵助を演じる頃には、同じ感覚に到達していたとのことでした。

今の若い人たちにアンケートしてみたら、また違った答えが返ってきそうではあります。

 

そして今年お亡くなりになられた柴田侑宏先生の作品メドレーが続きました。

客席には柴田先生の奥様とお嬢様がいらしているとのご紹介があり、本当に親しくお付き合いされていたんだなあとしみじみ。

このメドレーの中で一番嬉しかったのが、南風さんと「炎のボレロをデュエットしながら回ってくださったこと。

映像でしか見ていませんが大好きな作品で、南風さんは続投でしたが、日向薫さんとの新トップコンビお披露目作品でもありました。

客席回りはじめのときに、杜さんが軽くじゅうたんにつまずかれて、大丈夫かなと思ったのですが、全然普通に歌っていらしたので「ステキ…!」とか思いながら聞いていたら、なんと後でその瞬間に歌詞がすっこ抜けたことを告白。

「柴田先生の歌詞の言葉の美しさをお楽しみくださいとか言っときながら、作詞しちゃった。今、先生、怒ってるかも」とのこと。でも逆に歌詞がポーンと抜けちゃっても気付かせないほどスラスラ歌う杜さんに、トップスターのスキルを見ました。すごい。

「あかねさす紫の花」から「紫に匂う花」、「大江山花伝」から「うす紫の恋」、「たまゆらの記」から主題歌の3曲は朝峰さんと天羽さんで。

この3作品は特に日本語の美が際立つ歌詞で、改めて柴田先生の紡がれる言葉の美しさを堪能しました。

この間に杜さんと南風さんは、黒ベースに柄の入ったパンツスーツとドレスに衣装替え。

杜さんと南風さんは同期生ですが、組が違うし、杜さんがトップになられたときには、南風さんは卒業されていて、現役中はなかなか一緒に組む機会がなかったそうです。

南風さんが「一度カリンチョ(杜さんの愛称)とお芝居してみたかった」とおっしゃってくれたのが嬉しかったと杜さん。杜さんも歌姫の南風さんと一度デュエットしたかったとのことで、ここからは芝居込みで歌われることを告げられました。

セットリストを見ると、先ほど柴田先生メドレーだったのに、ここからもどう考えても柴田作品ばかり。

マイマイ(南風さんの愛称)とどれにしようかなといろいろ考えたあげく、やっぱり柴田先生の作品ばかりになってしまった」とのことでした。

ということで、1つ目が「星影の人」。

 

 

「一度やってみたかったんです、沖田総司」と杜さん。

南風さんの玉勇との逢瀬のシーンからはじまったのですが、杜さんの沖田総司がすごかった。

声の高さからセリフの言い方まで全て「若くて無垢な男の子」だったんです。でもその中に「鬼」がいて、玉勇と会うときは自分の中の「鬼」がいなくなる、みたいなそんな人物が目の前に立っていたんです。

久しぶりに新しい役を演じている杜さんを目の当たりにして、ああ、杜さんの芝居が本当に好きだったんだなあ、と改めて思いました。

南風さんの遊女の切なさも伝わって、3曲だけなのに「星影の人」という作品を一気に体感した感じでした。

次がうたかたの恋

 

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「星影の人」は映像でしか見たことがありませんでしたが、こちらは1993年星組大劇場版、2003年宙組全国ツアー版を見たことがあります。

杜さん自身も新人公演で演じられた役ですが、これも素晴らしかった。

マイヤーリンクのことをマリーに話すシーンからはじまったのですが、マイヤーリンクの風景が見えるんですよね。

(マイヤーリンクをマイエルリンクとおっしゃってたのもちょっとツボでした。昔はマイエルリンクと訳されていたのかな)

緑ゆたかな森、広がる自然、吹き抜ける風。

皇太子という身分から解放され、癒される、そのことがすごく伝わってきました。

主題歌のデュエットが終わったときには「照れるね」なんておっしゃっていましたが、お二人が作りあげる世界観にただ圧倒されました。

最後が忠臣蔵」。

これは8月のコンサートで紫ともさんと演じられたシーンを、今度は南風さんと演じられたので、その違いが非常に興味深かったし、南風さんの役作りの確かさにもうなりました。

もちろん吉田優子先生作曲のご紹介もありました。

 

stok0101.hatenablog.com

今回ブログのタイトルにもした「もはやこれで思い残すことはござらん」というセリフですが、宝塚の後輩に「今や伝説のセリフになっていますよ」と言われてありがたい、というお話がありました。

杜さんと旧宝塚大劇場のサヨナラ公演だった作品。

杜さんのトップお披露目公演をテレビで見てファンになり、2作目から劇場に通い出したばかりのわたしにとっては、「わたしはまだまだ杜さんが見たい。杜さんは思い残すことはないかもしれないけれど、わたしはいっぱいあるよー」と思って泣きながら聞いていたセリフでした。

ディナーショー冒頭で「卒業してからも10年くらいは毎年ディナーショーをやっていたけれど、歌手じゃないから持ち歌がないのでなんとなくやめてしまった」とお話がありました。

わたしが今回初ディナーショーだったのはここに原因があったんです。

ディナーショーの金額は決して安くはありません。(因みに今回は27,000円でした)

いつか大人になったら行くんだ、と夢見ていた杜さんのディナーショーは、わたしがこの金額を払えるくらいになった頃、開催されなくなってしまったのです。

だから今回のディナーショーは本当に「長年の夢がようやく叶った」のでした。

忠臣蔵」の主題歌になると、杜さんは討ち入りの前に四十七士に声掛けるセリフからはじめてくださいましたが、歌い終わりにこのセリフはありませんでした。

でも今回はわたしが「もはやこれで思い残すことはござらん」心境でした。

出来ることなら今ここで死にたい、と思ったくらいです。

冒頭でも「元気で開催できることに感謝」とおっしゃっていましたが、本当に心の底から今回のディナーショーを開催してくださったことに感謝しました。

 

しかしありがたいことにディナーショーはまだ続いています。

わたしも生きています。

次の曲が南風さんのStand Alone」。

今回は来年3月で移設される会場「宝塚ホテル」のフェアウェルイベントの一環でもありました。

朝峰さん、天羽さんともトークされていたのですが、お二人とは宝塚時代に接点はないとのこと。特に天羽さんにいたっては「たまちゃん(天羽さん)、産まれてた?」と聞かれる始末(笑)。

朝峰さんが、客席から見ていたスターさんと同じステージに立たせていただけるなんて、とおっしゃると「時期は違っても卒業したら同じステージに立てるのが宝塚のいいところ」と南風さん。

そして「同期の杜けあきのおかげでわたしもこのような場に立てる」というようなことをおっしゃったのが印象的でした。

同じトップスターで、南風さんはトップの成績だったのに男役と娘役で違ってくるところに、宝塚歌劇団の難しさを感じます。

相手役に合わせることのない南風さんの歌唱は圧巻。

ただ8月のヤマハホールの方がそのすごさを実感したので、ヤマハホールの音響のよさ、宝塚ホテルは宴会場という違いを興味深く聞きました。

南風さんの歌の間に杜さんは、ヌードベージュのガウンを羽織ったようなデザインのドレスに衣装替え。上品でとてもよくお似合いでした。

最近はシャンソンを歌わせていただくことが多くなったという杜さん。

けれども宝塚時代はあまりシャンソンがお好きではなかったそうです。

宝塚は夢の世界なのに、シャンソンは人間臭さがでるところに違和感を感じられていたようですが、ようやくその魅力がわかってきた、とおっしゃったことに驚きました。

杜さんの歌って全部「芝居」なんです。そしてシャンソンは特に、その歌の物語が見えてすごく合っておられるとわたし個人は思っていたからです。

杜さんは「わたしが思い浮かべている情景をお届けできたらいいな」と思いながら歌っているとおっしゃっておられましたが、こういうことを思いながら歌っておられるからこちらにも届くのだと分かりました。

今回の一曲目が「群衆」

祭の中で出会い別れる二人の物語が見えました。

そして自分と重なるところを感じるという「大根役者」。

でもこれも杜さんとは違う「光当たることもなく、厳しい暮らしの中でも、演じることがやめられない人」が見えるんですよね。

そして最後の曲「That's Life」。

卒業後すぐの頃、おやりになられていたコンサートや、宝塚歌劇100周年後のOGショーでも何度も聞きましたが、なんと今回は南風さんも「わたしもコーラスやりたい」とおっしゃってくださったとかで、非常に贅沢なコーラス入りの「That's Life」は杜さんのサヨナラショー以来でした。

歌いながら客席を回られていると、真ん中のテーブルの席の方が赤いバラの花束を杜さんに差し出されました。

それがもう本当にあのサヨナラショーを思い出させて、涙腺は完全に崩壊。

歌い終わられたあと「柴田先生からお花をいただきました」とおっしゃったので、渡されたのはお嬢さまか奥さまだと思われます。

柴田先生の「粋」をこうやってまだ見せてくださることにも感謝。

アンコールは「さよなら宝塚」。

宝塚ホテルのフェアウェルということでの選曲だったようです。

ここで出演者と吉田優子先生の「宝塚ホテル」への思い出が語られました。

杜さん、南風さんともに一次受験は別のところに泊っていて、突破できたら「次は宝塚ホテルに泊まろうね」とそれぞれのお姉さまが応援してくださり、二次受験の前にお姉さまと泊まられたエピソードを紹介。

そしてお二人のお姉さまも今日この席にいらしているとのことで、このホテルの存在の強さを感じました。

朝峰さんは関西圏なので宝塚ホテルに泊まったことがなく、今回はじめて泊まられたので今日が一番の思い出かもしれない、とのこと。

そして天羽さんは宝塚出身のため、子どもの頃から節目には宝塚ホテルで家族でお食事などをされていたとのこと。

吉田優子先生は関西圏の当時の女性は「宝塚ホテル」で結婚式をあげるのが一つのステータスだったとご紹介されました。

宝塚大劇場がなくなったときにも思いましたが、「強い思い出のある場所」がなくなってしまうのは、やはり淋しいことです。

今でもときどき、もう一度「旧宝塚大劇場」に行きたいなあと思うように、近い将来「旧宝塚ホテル」に一度泊まりたかったな、と思う日が来るのだろうなと、歌を聴きながらしみじみ思いました。

アンコールの拍手はやまず、再度登場してくださったのですが「もう歌はないのよ」とのこと。でもこの空気で歌わずには終われないからと、最後の最後にすみれの花咲く頃をみなさんで。

吉田優子先生に「すみれなら、先生、目つぶってでも弾けるでしょ」という杜ちゃんに、うんうん、と力強く頷く吉田優子先生が非常に格好良かったです。

これで本当にディナーショーは終わり。

幸せなふわふわした気分で預けた荷物を取ろうとクロークに行って、番号札を渡すとこんなカードを渡されました。

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最高のすみれ色の夢を見たひとときでした。