こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

過去最高の非日常感@ホストクラブ「レジェンド愛」

多分これが最後の「大人の非常階段」になると思います。

「大人の非常階段」としては1番メジャーだろうに、なぜ今まで行っていないのか、と思われるかもしれませんが、本当に興味がなかったのです。

わたしは男性でも女性でも「上品に着飾っている状態」が好きでして、いわゆる一般的なホストクラブのイメージのファッションが苦手なのです。

しかしなぜ、等々ホストクラブへ赴いたか!

それはTwitterで社交ダンス雑誌編集者の方が、社交ダンスが踊れるホストクラブがあることを教えてくださったから、でした。

 

実は今は亡き「東宝ダンスホール」なども行ったことがあり、あれはあれでなかなかすごいタイムトリップ感のある素晴らしい場所だったのですが、ダンスホールはとりあえずお相手がいないと踊れない、という大問題がありました。

客層としてはやはりグループか、女性が多く、ほぼほぼ皆さまが踊っているのをただただ眺める時間の方が長かったのです。

 

しかし社交ダンスも踊れるホストクラブ「レジェンド愛」では、

www.legend-ai.com

ちゃんとスーツ(人によってはネクタイ着用もあり)をお召しになったホストさんたちがリーダーとしてお相手してくれる、というので、ドキドキと初回飲み放題1時間一人5,000円コースをネット予約し、社交ダンスサークルで知り合った友人と一緒に行ってみました。

 

新宿歌舞伎町のまあまあ奥にある雑居ビルに到着し、二人でド緊張しながら扉を開けてみたら、事前に聞いてはいたのですが、お店のスタッフとはとバスツアーのガイドさんがいて、その奥は相当賑やかな雰囲気でした。

そうです、このホストクラブは「はとバスツアー」もやっているのです。

www.hatobus.co.jp

どうでもいいですけれど、このツアーのディナー場所「トニーローマ」は、東京に住んでいた時代、大好きなお店で、大阪から東京に来てくれた友だちはたいがい連れてゆき、東京最後のディナーの一つにも選んだお店なので、時間があったらこのツアーに乗りたかったなと思います!

ちゃんとガイドさんが付いているし、このツアー用ということでプログラムも決まっているっぽく(最後はチークダンスで締めのようでした)、支払いも終了時間も自分でしなくていいのはラクだなあと思います。

ので、興味ある方はぜひこの「はとバスツアー」を個人的にはおすすめします。

(社交ダンスは正直ほとんど踊る人はいないので、踊れない人でも全く大丈夫です)

20名いないと催行しないのは、催行決定するかどうかのリスクはありますが、逆に最低でも20名の団体で行けるので、一人にならずに埋没してしまえて、安心感あると思います。

 

て書くとまるで「はとバスツアー」の回し者みたいですが、全く関係ありませんので、その辺りもご安心を。たまたま遭遇して見ていた感じ、個人で予約して行くよりも気持ちにゆとりを持てそうだし、トニーローマ+レジェンド愛で9,800円はバス代・ドライバーさん代・ガイドさん代合わせても採算取れているのか不安になるくらいのお値打ち価格だとわたし個人は思いました。

 

さてその「はとバスツアー」があったためか、はとバスカラーのジャケットを来た桐生社長がいらっしゃって、自ら気さくに入口で緊張で震えているわたしたちを出迎えてくださいました。

はとバスツアーのお客様たちが終わられるまでの間、通されたのが、通常のフロアの奥にあるキンキラキンの小部屋。天井にはシャンデリア、カップボードにはバカラっぽいグラスがずらーっと並んでいます。

f:id:morton:20230602132815j:image

f:id:morton:20230602132821j:image

内装から圧倒されながら、とりあえずこの隙にとダンスシューズに履き替えたのですが、途中わたしたちの様子を見に来られた社長さまが「ダンスシューズ持ってたら今のうちに履き替えてね」とおっしゃってくださいました。

ということで、ダンスシューズ持参OK、です。

 

はとバスツアーの終わりの感じもなかなか楽しかったのですが、これはぜひ「はとバスツアー」で体験してみてください。

はとバスツアーが終了して、違う場所に移されるかと思っていたら、そのままその奥まった小部屋の違う席に移動になりました。

社長さま曰く「初めてのお客様は一段高いこの部屋で特別感を味わってもらえるようにしている」のだそうです。

あと芸能人のお客様とかが来られた際には見られず貸し切れるように、と仰ったので

「はー、さすが、芸能人とかも来られるんですね」と思わず口に出したら、「来たことないけどね✨」と爽やかな笑顔で一言。

まあ、あれですね、何があっても対応できるように備えておくのは、どんな職業でも大事ですね。

 

わたしたちが「社交ダンスもちょっと踊りたい」という要望を出していたので、社交ダンスも踊れる若いホストさんお二人がお相手してくださいました。

飲み放題のお酒はホームページの記述どおりですが、ソフトドリンクの方はほぼ「午後ティー」(ミルク・ストレート・レモンは選べる)なので、ソフトドリンク派の方はそこだけご注意を。

アルコールもソーダ割はないようでした。

踊るならシュワシュワした飲み物がほしかったところなんですが、まあその辺はお金も持ってシャンパンあけられるくらいにならないとダメってことですね。

そして飲み物はもちろんホストさんが入れてくださいます。

 

踊れるフロアは狭いのですが、社長さまのTikTok成果で最近は若いお客様が多いらしく、夜に踊りに来る客は少ないっぽいので、フロアはほぼ貸し切れるような気がします。

(社長さまより「落ち着いた大人の社交場を目指している店なので、二人(友人とわたし)はお店にピッタリ」と仰っていただき、誉め言葉として受け取りましたが、友人は出会った頃20代、わたしも30代になったばっかり、だったため「あ、われらミドルエイジになったんだな・・・」と実感いたしました・・・)

f:id:morton:20230602132854j:image

(↑フロアのライオン)

ルンバやジルバなんかの簡単なステップをちょっと踊っていたら、社長さまがなんと「ハマジル」というものを友人と踊ってくれました!

(ちなみに友人は1年間だけとはいえ学連出身なので上手いです)

社長さまによると「横浜で進駐軍が滞在していたころによく踊られていたジルバの変形」らしいです、ハマジル。

わたしも後で社長さまに踊っていただいて、初めてだったのと緊張でいっぱいいっぱいだったのですが、通常のジルバよりも回転系が多く、フォロワーは「めちゃくちゃ踊っている気分」が高まるいいパーティーダンスだなと思いました。


www.youtube.com

この「ハマジル」はもっと社交ダンス界でも、パーティーダンスとして流行ってもいいのにな、と思うのですが、社交ダンス愛好家の平均年齢を考えるとフォロワーの運動量が大きすぎるのが問題なのか・・・。

とりあえず社長さまはリードもお上手、そして当たり前だけど、トークもサービス精神も何もかも本当にエンターテイナーで素晴らしかったです。

この写真も社長さまが「写真撮ろうよ」と言ってくださって、撮っていただいたものです。

f:id:morton:20230602132935j:image

1時間くらい経ったら、お店からお時間です、とのお声がけがあり、恐らく延長とかできるのでしょうが、この先いたらいくらになそるのか不安だったわれらは、きっちりそれぞれ5,000円だけ支払ってお店を後にしたのですが、それでもちゃんとエレベーター前まで丁寧にお見送りしてくださいました。

(一応帰り際に担当ホストさんよりLINE交換のお申し出をいただきましたが、難しいです、くらいの軽いお断りでちゃんとすっと引いてくださいました。そういうところも紳士なホストクラブだと思います)

 

で降りたら広がる新宿歌舞伎町の雑多な光景。

いやほんと、最近これほど緊張することもなかったし、終わってこんなに異次元に紛れ込んだ気分になるのも驚き。

貴重な経験をありがとうございました。

悔いがあるとすれば、社長さまとハマジルを踊る友人を録画しなかったことです。

いやー、そこまで頭回らないくらい、いっぱいいっぱいになる、すごい場所でした。