こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

悲しい出来事がありました。

昨晩、ジムから帰った後、何を思ったか、野菜の寒天寄せを作り始めた。作るというほど手間のかかるものでもないが、ジム帰りに料理をしようと思うだけでも、私にとってはめずらしかった。ただ、私はゼリーとか寒天とかチュル、プルプルとした食感の食べ物が大好きで、無償に食べたくなったので、作ることにした。
作るのは、そんなに手間ではないが、とりあえず、火を使うので、部屋の気温は一気に上昇。ジムでお風呂に入った意味がなくなるほど、汗をかきながら、作成に熱中していた。かかること、15分。それは、冷やし固める、という最終段階に入った。タッパーに入りきらなかった分を、明日の朝食にしようと、それを食べる明朝を想像しながら、ワクワクした気分で、小さな陶器の器に入れて、とりあえず粗熱を取るために、テーブルへ移して冷まそうと手に取った瞬間の出来事だった。
一体何が起こったのか、自分でもよく分からないのだが、その器は私の手を離れて、中身ともども、床へ飛散した。
小さなワンルームの床一面に広がる、陶器のカケラと野菜たち。しばし呆然とただその様子を眺める。砕け散ったのは、お皿と今これから固まって美味しくなろうとしていた寒天&野菜と、私の朝食の夢。体中の力が抜けた。
しかし、そうしている間にも寒天が温度の低い床の上で固まり始める。仕方ないので、器の残骸を広い、掃除をし始める。
不幸中の幸いは、つい2週間ほど前、プレゼントでハンドクリーナーをもらっていたことだった。全面フローリングのワンルームなので、今までは掃除機もハンドクリーナーも持っておらず、掃除はもっぱらフローリング用のシートを使ってやっていたのだが、陶器の破片はこれでは完全には除去できないので、本当に助かった。
キレイに拭き取って、吸い取った後には、妙にピカピカになった床が残って、ちょっとだけ、私を慰めてくれた。