こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

だって普通はゆずシャーベットやんか!

morton2005-12-19

10:35関西空港着→11:45自宅着→大慌てでウソ顔を作成→13:20美容院に向けて出発→14:05美容院着→15:20美容院出発→16:00会場着というハードスケジュールをこなし、友人の結婚式に参加。新郎は高校時代の同級生、新婦は幼馴染み、そして、二人は私を介して知り合い、付き合いだした、というカップルだったので、気合いも入る。(もちろん、一応新婦代表のスピーチもする)
会場は実家から徒歩20分のアートグレイス。出来上がる様子をくまなく通勤車窓から観察していた、ウワサの結婚式場なので、テンションもうなぎのぼりである。たった徒歩20分でこれだけの別世界が広がるものか、とため息さえ出てしまうような、会場一体が西洋風の大邸宅が立ち並び、女の子らしい新婦が「一目で気に入った」という、ロマンティック全開の会場は、クリスマスの飾りつけでパワーアップ(私自身はこの会場の式に出席するのは二回目)。大寒波もなんのその、というわけには行かなかったけれど、寒さに耐えながら、まず教会での人前式に参列。まずは新郎の登場。新郎のキャラクターもあって、どうにも笑いが抑えられない。なのに、新婦が登場すると、今度はこみ上げてくるものが。彼女とは確かに幼馴染みだけど、親しくなったのは中3の時。そして、新郎の方とも高1の時の同級生だから、それほど遊び出した時期に差はないのだけど、この感情の差は、やはり花嫁だけが持つ一種のパワーなのかもしれない。教会での人前式は、思った以上に二人らしく、簡潔で、でもとても心温まるものだった。
式の後は「お二人の邸宅」という設定での披露宴。職場の上司などもなく親族と友達だけという人数は多いけれどアットホームなもので、乾杯も友人の息子(1歳3ヶ月)という気取らない感じ。二人らしさを終始感じるような、リラックスできる楽しい披露宴だった。今回の一番のお気に入りはお色直し後の入場がキャンドルサービスでもドラジェサービスでもなく、新郎がビールサーバを担ぎ、新婦がおつまみを配るというシステム。サーバを担いだ新郎が、めっちゃくちゃ新郎らしくて、定番もいいけれど、こういうキャラを活かしたサービスもいいなあ、と心底思った。お二人、本当におめでとう☆
ところで、この会場二回目だったので、前回ほどのショックは受けなかったのだが、一連の美味しいコースでは、魚料理の後、お口直しというものが存在する。前回このロマンティックな会場が初めてだったことで「お二人の邸宅へ〜」の段階で結構なボディーブローをくらっていたのだけど、このお口直しでノックアウトされて、あまりにあまりだったので、散々ネタにしてしゃべっていたのだ。
まず、それは白く小さな陶器の器が目の前に差し出されるところからやってくる。
「お口直しのバラのリキュールでございます」(バ、バラのリキュールですか!)
そして、次に重々しくカップの底辺に少しだけ、濃いピンクの液体が注がれる。そして、更に銀色のポットに入った炭酸水を上から注ぐ。そうすると、白い陶器の中に、薄いピンク色のハート型が浮き上がってくるのだ!私は前回この時点で言葉を失った。あまりのロマンティックさにもうついて行けなくなってしまったのだ。しかし、さすがに今回は二回目。耐性も出来ていたので、なんとか写真に納めるという行為を成し遂げることが出来た。
ナイト・ウェディングだったので、式が終わったのが8時半頃。二次会はなかったので、仲間うちでお茶しに行く。そこで、私の心をノックアウトした「バラのリキュール」について、初体験だった友達に感想を聞いてみると「可愛い〜と思った」とのコメント。ああ、これが普通なのだ。私には乙女心はあるけれど、ロマンティシズムはない。そして、神様、私にこういう可愛いものを可愛いと思えたピュアソウルをお戻し下さい・・・T-T