こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

ミー&マイガール

6月4日(日)12:00~ 帝国劇場
ビル:井上芳雄
サリー:笹本玲奈
ジャッキー:純名りさ
マリア公爵夫人:涼風真世
ジョン卿:村井国夫
ジェラルド:本間 憲一
パーチェスター:武岡 淳一

開演前から、オーケストラの一部の方&バンドマスターランベス・ウォークのロビーでの演奏。更にランベス・キング&クイーンと警官によるランベス・ウォークの振り付け講座と、楽しませようという意気込みが伝わってくる。古くて古典的なミュージカル。でもだからこそ、「MAMMA MIA!」につながる、ロンドン・ミュージカルらしい、一人も悪い人が出てこない究極のハッピーミュージカルで、終始笑顔で見れる良い作品である。
東宝版初演の時とセットなどは変更になっていないような気がするが、衣装が若い二人に合わせて変更になっていた。
まだまだ初日が開いて間もないせいか、なかなかキャスト勢が観客の呼吸を読むまでに至らなく、セリフとギャグが先走る感じがあるが、回を重ねることにアドリブも増えて良くなっていくといいなと思う。
さすがのジョン卿村井さんと、純名のジャッキーが良い。あれだけ際どいセリフやポーズをしながらも、お嬢様の雰囲気を失わないのは彼女の特権。そして何より笹本サリーのパワフルさと可愛らしさ。このサリーを見るだけでも今回のこの作品には意味がある。