こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

トーマの心臓

6月17日(土)18:30~ 紀ノ国屋ホール
劇団スタジオライフ Seele
ユーリ:山本芳樹
オスカー:高根研一
エーリク:松本慎也
レドヴィ:林勇
アンテ:吉田隆太
バッカス:船戸慎士
サイフリート:舟見和利

2003年版から3年ぶりの再演で観劇。初回はスタジオライフ自体が始めてだったので、色々とあっけに取られた部分があって、あんまり芝居に入り込めなかった記憶がある。その時の感想はこちら
だから、比較はできないし、大方の感想は前回と一緒なのだけど、キャストだけ言うと、今回は前回に比べて本当に良くて、作品に入り込めた。キャリアのあるユーリ&オスカーはもちろんのこと、新人の松本くんが、声質が良く、セリフが明瞭で、なかなか可愛らしくエーリクを演じていた点も素晴らしかった。
良作の原作。とは言え、哲学的で芸術的でかつ前時代の少女漫画を違和感少なく表現できるのは、実力はともかく、この劇団以外には有り得ないだろう。