こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

ドキドキしながら東宝版「1789」を待つ。

数年前、友人とミュージカルの振り付けはボブ・フォッシー以来、既成概念を覆すものが出ていない、という話をして、結論。

ブロードウェイ・ミュージカルの振り付けはボブ・フォッシーの時代で一つ完成されたのだ。

エストエンド(ロンドン)・ミュージカルは元々ダンスの要素は少ないし、ウィーン・ミュージカルにおいては、オペラ形式が基本。
だからこそ、フランチミュージカルの「ノートルダム・ド・パリ」の振り付けとダンスを見たときの衝撃!

だって、吊り下がる大きな鐘に人がぶら下がって、振り子のように踊るんですよ!
てか、人が「鐘」を演じてるんですよ!
人が直角に立ってる壁を駆け上がって、主人公の心情を表すんですよ!
ゲートをもって走り抜けて、殺伐とした雰囲気を、空気を、作り出すんですよ!
もう、魔法か、と思いました。
終わってプログラムでまず一番に確認したのは振り付け家の名前でした。
コンテンポラリーダンスがミュージカルにとけ込み、魅力を放つんです。
当時の私にとって、
この手があったかーーーっ!
と心臓バクバクさせながら見ましたよ。
ほんと。

そんなわけで、宝塚で「1789」を上演する、と聞いたときも、DVDを買いました。
いそいそとフランス版を。フランス語なんて全く分からないけど。
いいんです。
だって私にとって、フレンチミュージカルは、ストーリーとか歌とか、最早オプションです。
踊りを見るのに、言語はあんまり問題じゃないんです。すばらしい(笑)
期待を裏切らないくらいには素敵でした、「1789」のダンス。
さらに、「ノートルダム・ド・パリ」、「ロミオ&ジュリエット」よりも「1789」は音楽も好みだったので、お得感数割増し。アントワネットの衣装も素敵だったので眼福。

ま、東宝版「1789」はあの「踊り」は宝塚版同様なくなるのは分かってるんですけど、
少しでも近づくといいなあとか、ちょっと期待しております。
マリー・アントワネットの登場シーン、
宝塚版でもがっしり楽しませて頂きましたが、
東宝版はよりPVみたいになると楽しいなあとか、ワクワク。
そして、なにより「宝塚は男役トップスターが主役」制度から解き放たれるので、
アントワネットの最期が描かれる・・・はず!
と期待申し上げている次第でございます!

ああ、楽しみ。
なんと言っても、約3カ月に渡る「禁劇生活」が終われるのが嬉しい♪
や、金銭的に厳しい状況は全く変わらないんですけど(涙)
で、この3カ月で「見なくても死なない」のはよーく分かりましたけど。
それでも「見る」んです。狂ってます。分かってます。

そんなわけで「グランドホテル」もチケット取れたら行っちゃいそうな確率がぐんぐんあがっております。
ダメです。この性癖、治せそうもありません。

ついでにウワサの「Hamilton the musical」が新しいブロードウェイ・ミュージカルのダンスを見せてくれるかも、とトニー賞のパフォーマンスを楽しみにしたりしてるんです。

どうしたらいいでしょう、神様!