こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

舞妓Haaaan!!!

ミュージカル映画、というカテゴリーではないんだけど、クドカン脚本にはいつもミュージカルの要素があって、それが大好きなので、テレビ放映を機会に見てみる。

舞妓・芸妓オタクの阿部サダヲが、舞妓・芸妓遊びをするために、堤真一と張り合って、どんどん成り上がっていく、というはちゃめちゃムービー。
いやあ、もう、阿部サダヲのテンションの高さに、思わず途中で疲れてしまった^^;
ごめん、阿部サダヲ

でも、恋人柴崎コウ阿部サダヲを追って舞妓になるあたり、ざっと舞妓のシステムや、生活なんかが描かれるので、多少は勉強になるところもあって、それなりにお得感。ただまあ全体にこんなもんかな、という感じで、「真夜中の弥次さん喜多さん」ほどの面白さや衝撃はない。やはり脚本だけ、と脚本・監督、では当たり前だけど違ってくるのだなあとシミジミ。

それでも「真夜中の弥次さん喜多さん」で私に衝撃を与えたクドカン・ミュージカルワールドはちょっとだけ顕在で、そこがもう、とにかくいい。
一見さんお断り、で店をはじき出された阿部サダヲが、がっくりと「一見さ~ん♪」と歌い出すところから、一転ショーシーンになるところまで、本当、もうかんっぺきミュージカル!
久々に真矢みきちゃんがショースターになっているところを見れて、往年のヅカファンにはちょっと堪らない感じもあるw ミキちゃんファンの方には激しくオススメ(笑)
そして、返す返すもどうしてクドカンはこんなにミュージカルを知っているんだろうと思う。彼の体の中にミュージカルという要素が元から入っているんだろうか。
興味があるかどうか分からないけど、一度ぜひ、舞台の方のミュージカルも脚本・演出とかしてもらいたいなーなんて思わず思ってしまった。

関係ないけど、堤真一小出早織生瀬勝久真矢みきと関西出身の俳優が京都方面を固めてくれたのは、関西人として、言葉にイラッとくるところがなく、好感触だった。ま、京都人ではないので、京都弁とのイントネーションの違いには気づかなかっただけなのだけど^^;