こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

いつのまにか出ることになっていた@社交ダンス発表会

去年、なりゆきでミニデモにでることになったいきさつはこちら

去年は他教室との合同でしたが、今年は私が習っている教室主催です。
そして、私ははじめて社交ダンス発表会に「違う形式」があることを知りました。

社交ダンス発表会とはここでも書いたように、ホテルを借り切って、お食事付き、が殆どです。
となると見に行くだけでもお食事代とパーティーダンスタイムがあるのでそれに参加する代金等々が発生して驚くべき価格になります。

なのに、大阪下町のわが教室は常に庶民の金銭感覚に寄り添ってくれます。
なんとピアノの発表会とほぼ同形式で行われることになっていました。
ただ、ピアノの発表会と違うのは、最後に生演奏でのプロショーがあるため、見に来ていただくのに、普通にチケット代が発生。でもこれも4,000円か5,000円で、通常の社交ダンス発表会がお食事代とか入って見るだけでもうん万円するのを考えたら、ありがたいです。それに、踊らない友人や家族に見に来て、も言いやすいです。

でも、私はそんなことを知らされる前に出ることがいつの間にか決まってました。
なぜだ?一言も今年の発表会、出たいです、とか言ってなかったのに

しかし自然な流れでなんとなく発表会の振り付けとがが始まってしまい、気づいたら、なんとなくもう断れない雰囲気。私の先生はやり手かもしれません

出演料自体はピアノの発表会と変わりませんが、社交ダンスは自分一人で踊れないので、先生にパートナー料を払わねばなりません。この時点でピアノの発表会出演代+うん万円。そして、ビビっていたドレスのレンタル代がなんと1万円から、だったので、なんとか取り置きしていたボーナスで賄えました。(逆にここで、見に来てが言いやすかったがために見に来てくれた母や友人のチケット代が予定外だったりも)

そんなわけで、すったもんだあったのですが、最終的に私が踊るのは去年と同じくワルツに。
しかもアメリカのダンスオーディション番組「So You Think You Can Dance」で社交ダンスにはまった私に、似たような英国のダンス番組(アメリカ版のDance with Starsに近い番組と思われます。女性のナタリー・グミードさんが英国の代表的なドラマ"コロネーションストリート''とかに出てた女優さんとのこと)のこのyou tubeを見せられて、
Natalie Gumede & Artem Waltz to 'If I Ain't Got You' - Strictly Come Dancing: 2013- BBC One

すっかりその気に。
やっぱり私の先生、やり手だと思います笑

そんなわけで、私の実力と見た目以外は、曲も振りも似た感じで進んでいたのですが、ドレスの段階で先週書いたように、ド社交ダンス!的なものになったのです。本当は曲のイメージにあったものも試着させてもらったのですが、やはり舞台映えという基準は覆せませんでした。

ところで、みなさんは、社交ダンスのドレスがどういうことになっているかご存知ですか?
私は今まで競技ダンスやら、東京でのスクールでの発表会やらで社交ダンスのドレスを見ることがあったのに、その中がどんなことになっているのか全く知りませんでした!

なんとあの中、レオタード(レオタードが分かりにくければスクール水着をイメージしてください)的なものがあったのです!
なので、着るにも一苦労。ドレスの中にある足を通す穴に足を突っ込んで引き上げなければいけません。
確かにこれがあるおかげで、上半身はサポートされて、踊りやすいのは踊りやすいです。でも恐らく宝塚の娘役さんのドレスも同じ方式になっているかと思いますので、あれで早替えやっている女性の先生や娘役さんたちを心から尊敬いたしました。

一応足を突っ込む穴と穴の間はボタン留めだったので、ドレスを着たままトイレに行くことは可能です。
そのため、面白かったので、一回ドレスを着たままトイレに行ってみました!←どうでもいいことを検証する私

いやあまあ、まずドレスの裾が大変すぎる!もうボタン留めとかそんなこと問題じゃないです。本当にドレスの裾を肩くらいまで担がないと座れないです。ああいうドレスを着ていた時代のお手洗い事情はどうなってたんだ?とか、思わず考えてしまいました。←意外に余裕あるじゃないか、私。

しかし実際は合同練習が始まってから、ミスなしで踊れたことなく、前日のリハーサルでは散々な出来。当日のリハーサルは私のミスに加えて、なんと先生の方がステップを間違えるという結果(因みに先生はプロショー除いて20曲以上ほぼ通しみたいなもので踊り続けています。発表会1回で体重3〜4キロ落ちるらしいです。どうですか、このダイエット)で、もはや本番はどうにでもなれ、という心境に。

しかも私の順番が、もちろん前半早いうち、なんですが、微妙にプロの音楽演奏が入ったあとというブレイク明けでして、ちょっと目立つ。かつ舞台裏での先生とともにの待ち時間が長い。もう舞台裏はガクガクでした。

のに、なんか出ちゃったら微妙に開き直ったんですよね。身体の使い方とか出来としては全然いいものじゃなかったのですが、とりあえずミスなく、しかも踊ることを楽しんでしまえたのです!


そして、最後のプロショーがステキでした
先生カップル含め、3組のプロダンサーが順番に登場して、ただ技術を披露するんじゃなくて、入り乱れてまさしくショー形式で踊ってくれるんです!
椅子の小道具入ったりとかして、1人の女性を2人で取り合ってたらもう1人女性が登場して、みたいなストーリー仕立てだったり、昭和歌謡曲に乗っけてお遊び的に踊ってくれたり、完全なエンターテインメントショーだったんです!
しかも音楽はピアノ、ヴァイオリン、パーカッションの生楽器演奏だったり、コーラスグループの歌だったり、津軽三味線演奏まで登場してのパソドブレは本当にすごかった!

こんなの見ちゃうと本当に踊れるっていいなあとひたすら憧れてしまいました

ところで、昨年の発表会で私を虜にしたカッコいい男役もやられる先生が今年も生徒さんとともに出演してくださっていて、再び祈りのポーズ(好きなスターを客席で見つめるときに思わず両手を合わせてしまうポーズのことを言います笑)で先生を見つめる私。
出番後に裏でたまたまお会いできたので、ファンです宣言はできたのですが、今回ゲスト的立場でいらして出番が少なかったからか、フリーダンスタイムも登場してお相手してくださっていたのに、勇気が出ず、先生に踊ってくださいと言えなかったことが悔やまれます

来年こそリベンジ!←はまっていく方向がなんか違うけど、こうやって人は発表会というものにはまっていくのかもしれません。