こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

冬になると不幸が増える。

なぜなら、寒いから。会社が寒い、そして、何よりトイレが寒い。寒いとどうしてこんなに不幸に思えるのかが不思議。

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (20) (ビッグコミックス)

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (20) (ビッグコミックス)

ああ、また、知らない子供が出てくる。きっと21巻では、また記憶を辿って1巻から読むはめになるのだ。それでも、もう物語は佳境に入ってると信じたい。もう終わるよね、浦沢直樹

をなんとなく読み直してみる。荷宮和子さんの解説を読みながら、本当に主人公の祖母て不幸だよなあ、と思う。この手の女性は、変わることよりも守ることが大事で、それ故により不幸な結果を招いてしまうのだ。この漫画では、表面上、彼女は「悪役」である。貴族の家と気位を守るために、主人公の孫娘まで殺そうと企てる。しかしながら、私は彼女のような女性に、どうしても大いなる興味を持ってしまう。没落貴族のプライドが招く不幸に興味があるのか、貴族という生き物に興味があるのかは、分からない。藤本ひとみさんが著作本の中で、真性の貴族に出会った際、その気位の高さに辟易した、というようなことを書いておられたような気がするが、残念ながら、私の人生の中で、国内外含め「真性の貴族」に出会う機会は0に近い。だから、余計、知り得ないもの、として興味が沸くのかもしれない。この手の女性として、マリー・アントワネットの娘(マダム・ロワイヤル)、創作だと「LILIES」のヴァリエの母親、有名どころだと映画「タイタニック」のローズの母親なんかが、私の気になる女性たちである。彼女たちを見ていると、人生を切り開いていくのは、何よりも思考が柔軟であることが大事だなあと、つくづく思う。彼女たちのようになりたいとは思わないが(なれるわけもないが)、それでも、彼女たちは、少なくとも私にとって魅力的な存在で、そういう女性が描かれるものが、結構好きだったりする。