こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

モデル気分は味わえる@台湾変身写真館

間違いなく一番読んでいただいている「宝塚ステージスタジオ」の体験ブログ

stok0101.hatenablog.com

なのに、このブログ、体験してからずいぶん経ってから書いたため、記憶が曖昧なところが多いのです。
本当にすみません。

このブログの内容充実のためにもステージスタジオにもう一度チャレンジしなきゃと思っていたのですが、なかなかステージスタジオに好みの衣装がラインナップされない。
そして自分はどんどん年をとっていく哀しさ…。

そんな焦りをよそに「台北食い倒れ旅行」計画のほうが進んでいきました。
ということであまり主張しない同行者たちをいいことに、旅行計画に半ば強引に「変身写真館」を組み込みました。
そんな「台湾変身写真館」のレポートをお届けしたいと思います。

お世話になったのは「Magic's」という変身写真館。
日本語も通じるとのことで、各種ガイドブックでもWEBサイトでも紹介されている有名店です。
予約もWEBサイトで日本から日本語でできました。
今回わたしたち3人組が選んだのがA(2着)コース。
13時スタートで申し込んだら、だいたい終わりの時間は17時だと返信がきたのですが、実際には3人全員が終わったのが15時頃でした。
なので終わり時間は最大長くても、の時間が見込まれていると思います。

雑居ビルの2階にあるお店なので、ビルに入ったらまずエレベーターで2階へ。
エレベーターがあいた瞬間、こんな空間が出迎えてくれて思わず気後れするわたし(^◇^;)


受付でコースの確認があって、配送と料金の説明がありました。
特別仕様のアルバムを作ったり、写真枚数を増やしたりするとどんどん金額があがっていくシステムです。
オプションはつけず、ただ1枚だけツーショット写真の追加を希望したので、配送料込で6500元(約26,000円)でした。
さてこれが安いか高いか。
まあでも日本でこれやっててても「高い!」となって行かないのは見えているので、海外旅行という金銭感覚の狂ったなかでやるのは正解です。

とりあえずお金の話が終わり、配送用の伝票も書いたら次は衣装を選びます。
タブレット2台が渡されたので同行者2人に渡して、わたしは膨大なアルバムから選ぶことにしました。
といってもWEBサイトでだいたい決めていったので、この辺は時間短縮できたと思います。
お店の膨大なサンプルの中から短時間で選ぶのはかなり難しいと思うので、先にWEBサイトでじっくり見ていくことをおススメします。

わたしが選んだ一着目がこちら。

一応同行人と「ポーの一族

花組宝塚大劇場公演 ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』 [DVD]
宝塚歌劇団,明日海りお,仙名彩世,柚香光,高翔みず希
宝塚クリエイティブアーツ

のイメージで一緒に撮影したかったので、バラのドレスにしてみました。
髪型もこれでいいか聞かれたので「金髪は絶対にイヤ。黒髪にしてください」とお願い。
同行人が選んだ衣装の隣の写真がちょうど黒髪のヘアスタイルだったので「こんな風でいいか」と聞かれ、それで了承。

そして2着目がこちら。

これは事前に選んでいたものではなく、同行人が選んだ衣装の次のページに載っていたものです。
太い二の腕が隠れて、胸は強調できて、足も見せられる衣装がいいなと思っただけの理由で選びました。
こちらは髪型もこれでいいよと言ったのですが、これはちょっと後悔しました。
なぜ後悔したかは追って書いていきますね。

衣装を選んだところで、更衣室に案内され、荷物とアクセサリーなどを預け、携帯とロッカーキーを専用のトレイに入れます。
このトレイはほぼほぼ店員さんたちが管理してくれているので、気にする必要はありません。というか店員さんを信じるしかありません。
衣装が準備されると呼ばれ、カーテンで間仕切られているだけのフィッティングルームで衣装をきます。
わたしはガタイが良い+最近中年太りが激しいため、衣装が入るのか気にしていたら、全く問題ありませんでした。衣装は後ろのヒモでしばって調整するので、太い分には問題ありません。
(同行人が二人とも太れないのが悩みというスリムな体型でして、聞いてみたところ、細い方は衣装を安全ピンで詰められるそうです。大は小を兼ねるのです。でもなんとなくそれを聞いたとき哀しい気持ちになりました…)
そしてやはりブラの肩紐はハンパにおろされるので、こちらでも肩ひもなしブラでいかれる方がベターです。

衣装を着たら次はメイクです。
ガイドブックにすっぴんか下地程度で行くがよい、と書かれていたので、最低限の下地メイク&眉で行ったところ、そんなことは気にもされず上からガシガシ塗られました。
そして目に何かされたな、と思って鏡を見てみると、なんか目元が変になっている。
なんだ、この違和感。
と変な顔になってしまった自分にがっかりしつつ考えてみると、どうもアイプチをされたようです。

ちなみにわたしは二重なのですが、さらにそこからのアイプチ
つまり目とアイプチでできたもう一つの二重の間をメイクを埋めていく方式なのでした。
そうです、宝塚メイクが下まつげを無視して顔面にまつげの絵を描くことで目を大きくするのと逆の発想。
眉と瞳の間を狭くすることで目を大きくする方式なのです。
個人的にはこちらのほうがより西洋っぽい顔立ちになるので好みでした。
さらに嬉しかったのが何をどうしたのかさっぱりわからないけれど、顔のラインがシャープに小顔になっている!
宝塚メイクではここは補正されなくて(というかタカラジェンヌに顔のラインのたるんだ人なんていないので当たり前です)、自分の顔面素材にがっかりしたところだったので、これは嬉しい♪

メイクが仕上がったところで、最初にかぶされた髪ネットの上からウィッグがかぶせられました。
そして「自分の顔のどちらの面が好き?」と聞かれました。
そういえば昔、勤めていた会社の社長からわたしはどちらかの横顔のほうがキレイだと言われたことはあったのですが、どちらか全然覚えてなくて、思わず「え!どっちがいいですか?」と店員さんに聞くしまつ。
店員さんは嫌な顔一つせずにわたしの顔を右左と動かし、真剣に鏡で確かめて右と決めてくれました。ありがたい。
ウィッグをセットし、右側がメインとなるように髪飾りをつけてくれて完了。
この時点で想像以上の仕上がりでした。

さていよいよ撮影です。
カメラマンが紹介されて、名前の入ったホワイトボードを持たされて、間違いを避けるためのスナップを取られてからスタジオへ。

スタジオの中は軽く10セット以上のセットが置いてある比較的広い場所でした。
ゴシックホラーからオリエンタルまでカオスもカオス。広いセットだと4畳くらいのスペース。狭いのだと1畳あるかないかでしょうか。
セットはたぶん衣装を選んだときに決まってるのでしょうね。
カメラマンに連れて行かれるままでした。
ポーズは細かくカメラマンが指定してくれ、でっかいライトに照らされてると、モデルさんってこんな気分なのかな、と思いました。

とりあえず1着目が終わって、2着目の衣装変えへ。この時点では肩の羽っぽいのはつけずさっぱりした印象。普通に我ながら似合ってましたし、店員さんも褒めてくれました。(1着目は褒められなかったのでうれしいわたしw)
さらにメイクも衣装に合わせて濃くされます。
黒のアイラインで目全体を囲うという一度やってみたかったメイク。
さらに宝塚メイクで判明したわたしの口の小ささを補足してくれるリップメイクにも感動。
そしてロングヘアのウィッグをつけてみたら、なんかちょっとだけ、本当にちょっとだけですけど「ビヨンセ」風に。
色白&華奢にあこがれているのですが、わたしの素材は真反対にラテンな感じなので、このメイクとこの時点での衣装は割と似合っていたのです。
最初に2枚とも髪型はアップスタイルでいいかと聞かれたのですが、こっちをダウンスタイルにすればよかったなと思っているうちに、アップにされ、三つ編みのウィッグがさらに上にのせられていきます。
そしてどんどん大きくなる頭…。
さあ、ここで元の写真をもう一度見てみましょう。

彼女は頭小さくて、首も細くて長いからこのヘアスタイルが似合っていることに改めて気づきました。
さらに二枚目のつけまつげをつけられて、より濃くなったアイメイクに肩の羽根っぽい袖をつけると、出来上がったのは、見事なショーパブのママ感。
しかも首が短いので羽根の袖で首が埋まる(涙)

まあでもここまで来たらしょうがない。覚悟を決めて撮影です。
クールな感じで取りたかったのですが、カメラマンにはやたらと「柔らかい顔で」と指示される始末。
そして、一枚目でもそうだったのですが、肩を下げる指示を繰り返されます。
これはダンスでもそうなので、やはり美しい姿勢というのは肩がきれいにおりている状態なのだなと再認識。
ドレスと違って動きに自由が効く分、9センチくらいのピンヒールはいたまま片足を上げたりとなかなかの筋力を使いました。
(そして今、元画像と比べて靴が違っていたことに気づいたよ!元画像の靴の方が甲まであってラクそう)
いやマジでエクササイズ程度とはいえ、ダンスやっといてよかった。

撮影終了したら、メイクを落とすかと聞かれたのですが、メイク直し用のポーチをホテルに忘れていたため、つけまつげだけ外してもらうことに。
その後メイク落としにホテルに戻ったのですが、これがアイメイク専用のメイク落としを使ってもなかなか落ちない。
その場で落とされる方はメイクを落とすためのいろいろなアイテムを持参することをおススメします。

終わったら、お菓子とお茶が出てきました。
2時間の格闘でのどカラカラだったのでうれしい!
しかも口紅がおちないよう、ティーカップなのにストロー付(笑)

ということで、最終の写真はまだできあがってきていませんが、すでにいろいろ反省点が。
そしてこの反省を活かして再チャレンジしたい、と思わせるあたり、「台湾変身写真館」侮れません。

【10/26追記】
変身写真館を体験したのは、10/7だったのですが、アルバムが届いたのは10/24でした。


現地では11月中頃と案内されていたのですが、だいたい約20日後に届きました。
「肌とほうれい線以外に修正したいところありますか?」と聞かれていたのですが、「その2つをしてくれるなら充分」と答えて帰ってきました。

ドキドキと開封


いやー、肌とほうれい線をいじってもらうだけでこんなに違うんですね!
でもとりあえず2着目が濃いアイメイクのはずなのに、ほぼわたしの原型を留めていたのがナゾです。そしてこちら側はドアップの写真もありました。
うん、わたし、体型が1番問題なのね、、、と改めて厳しい現実に気づきました(涙)
ちなみにデータはUSBでこんな形で入ってました。


データ自体は1枚10MBくらいあるので、現地でアルバム作らなくてもこのデータでアルバム作るのはありかなと思います。