こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

LEGALLY BLONDE the musical


NYの友人から送って頂いた「LEGALLY BLONDE the musical」のビデオをようやく土曜日に受け取って、いそいそと鑑賞。

映画「キューティー・ブロンド」(あらすじはコチラをCHECK)をミュージカル化した、現在ブロードウェイで上映中の作品を、MTVが放映したもの、なんだけど、これがスゴイ。

なんと、歌詞、字幕付き。
しかも、カラオケ方式に、今歌われているところの文字色が順に変化していく。明らかに、テレビの前のみんな、成り切って一緒に歌いましょう♪仕様。素晴らしい。

一緒に歌えることじゃなくて、英語が苦手な人間として、歌部分だけとは言え、英語でも字幕がついているのは、随分理解を助けてくれるからだ。本当、感動。

で、肝心の中味はというと、もう、すんばらしい現代のアメリカン・ミュージカル!
原作の映画そのものも、お気楽で楽しくてこれぞアメリカン・エンタテインメント!と思ったけれども、映画そのままの内容に現代的な音楽が入って、すごく楽しい作品に仕上がっている。あの映画が好きな人にはとにかくオススメ。

舞台袖の様子なんかも見れて、シーン、シーンでぶつぶつ切れる感があるのは集中力が続かなくて残念だけど、それはそれとして、テレビ放映ならではのお楽しみで、お得感満載。

事前に聞いていた「ゲイ or ヨーロピアン」のシーン(主役エルの法廷シーンで、エルが弁護している容疑者女性と関係があったと主張する男性が、妙に「おっされー」なんで、エルは彼は「ゲイ」に違いないから、彼の証言は有り得ないと主張するのだけど、エルの大学教授は「ヨーロピアン」かもしれないじゃないか、と反論する場面)なんて、現代設定で現代音楽(全体的な音楽のイメージは「ハイスクール・ミュージカル」と似た感じ)が殆どなのに、このシーンだけ、オールドファッションなミュージカル調に合唱で歌い上げるところも最高。もうこの旋律が耳について離れない(笑)

いやー、本当に素晴らしい楽しいビデオを頂きました。

ただ、個人的にちょっと残念だったのは、主役エル・ウッドを演じたLaura Bell Bundyが、 好みのタイプじゃなかったこと。
映画のリーズ・ウィザースプーンの 可愛い可愛いエルのイメージが強かったので、どうにも、可愛くて天然なブロンド娘にはちょっと見た目的に厳しかったというか、映像なのでアップとかも映るから余計、エルって感じがしなかった。
こういうおバカな内容だからこそ、エルが可愛い、というのは重要だと思う。
歌もダンスも芝居も文句なしに上手いんだけど、個人的な好みから行くと、「WICKED」のグリンダのオリキャス、クリスティン・チャノウィスにやってもらいたかったなあと思っていたら、Laura Bell Bundyもグリンダを演じたことがあるとのこと。
うーん、アメリカ的にこういう顔立ちが「可愛い」と判別されるのだろうか。というか、私一人の美的価値観が違うのか…。

どちらかというと、エルのお金持ち友達を演じたHaven Burton が声も可愛いし、見た目的にも私のイメージ。彼女はまだまだキャリアがないようだけど、ぜひとも、ロングランを続けたらこのエル役をやってもらいたいなーと個人的に思う。

日本版を作るなら、ぜひとも神田沙也加で。声といい見た目といい、絶対合うと思う。別にブロンドにしなくても「可愛いだけにバカに見られる女の子」にして、舞台を日本にしても充分書き換えられるし、楽しい舞台になりそう、とか思わず妄想。