こんなことを思ったり。ぼちぼちかんげき。

保護猫と同居人と暮らすアラフィフがビンボーと戦いながら、観劇したものなんかを感激しながら記録。

2016-01-01から1年間の記事一覧

どこまで戦えるか@BENT

8/26(土)18:00~ 森ノ宮ピロティーホール 作:マーティン・シャーマン 演出:森新太郎 出演: 佐々木蔵之介 北村有起哉 新納慎也 中島歩 小柳友 石井英明 三輪学 駒井健介 藤木孝 ナチスドイツ政権下での同性愛者迫害を描いた演劇なのですが、まず「BENT…

20歳と同じ失敗を繰り返す@宝塚ステージスタジオ

子どもの頃からの私の憧れの言葉は色白と華奢でした。子どもの頃から、衛門かけのような肩と言われ続け、美白だの紫外線防止だのという言葉がまだ飛び交っていなかったため、元々の浅黒い肌を思いっきり焼いた私のあだ名は「ごぼう」でした。(かろうじて、…

まるで初恋の気分@来日「雨に唄えば」

実は「雨に唄えば」というミュージカルを知ったのはこれが最初でした。↓↓ なな色マジック なかよし60周年記念版(1) (KCデラックス なかよし) あさぎり 夕 講談社 映画を見たのはこの後になります。 雨に唄えば 製作60周年記念リマスター版(初回限定生産) [Bl…

異空間ワールド@社交ダンス発表会

東京滞在最後の年に、はじめて社交ダンス教室の技術発表会&晩餐会に参加しました。 と言っても見るだけ。ええ、もちろん(笑) ちょうど、当時習っていたダンス教室の5周年記念ということで、毎年すっごく高くて手の届かなかった存在が、頑張ればなんとか、…

はちゃめちゃの中のリアリティ@Too Young To Die

クドカンこと宮藤官九郎脚本・監督作品を私は勝手に「ミュージカル映画」として認定しています。 そして、「Too Young To Die」も期待を裏切らない、すんばらしいミュージカル映画でした! 【チラシ3種付映画パンフレット】 『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死…

華やかな衣装は大事という話@宝塚月組「TAKARAZUKA花詩集100‼!」

明日から月組トップスター龍真咲(まさお)さんの東京でのサヨナラ公演がはじまりますね。とりあえず、千秋楽のライブ中継だけは申し込んでおきました。(これもありがたいシステムですねえ。 その昔、劇場外に置かれた箱型のテレビでサヨナラショーを遠目に…

気負わない、聞き流す大切さ@心が浄化される瞑想の言葉

もう10年以上前になりますが、父親がガンで死にました。59歳、見つかったときは手遅れで、全身にガンがとんでいる、とのことでした。その時でしょうか。ガンの原因の大きな1つはストレスだと聞いたような気がします。残念ながら、私はストレス耐性が低い。…

人はなぜアルタンに魅せられるのか@Algentango

多分、私がアルゼンチン・タンゴなるものを知ったのは、 純名りささんが退団されて、 某テレビ番組でアルゼンチン・タンゴに挑戦されているのを見たときだと思うんですよね。 ずいぶんと苦戦されていて、 さらに レッスン相手から猛烈にアプローチされて、 …

人生で明るくていい方の半分が終わる日に@40-翼ふたたび

この本を読んだのは刊行日から逆算すると32.5歳の時だったようです。(先日、健康診断を受けに行ったら39.9歳と表示されたので、早速取り入れてみました) 40 翼ふたたび (講談社文庫) 石田 衣良 講談社 40歳にして、会社からドロップアウトした主人公が、色…

それは例えるなら小さな望み

昨年より「宣伝会議」の「編集・ライター講座」に通っていました。 通っていた理由は置いておくとして、 その卒業制作で、いろいろあって、 最終的に私は「コミュニケーション」と「演劇」みたいなテーマを扱いました。 後悔はたくさんありますが、一つ良か…

責任ある自由奔放@宝塚月組「NOBUNAGA<信長> -下天の夢-」「Forever LOVE!」

友人から貸切公演のチケットを早くにゲットしてもらって、千秋楽の前日に行ってきました。 トップスター龍真咲さんのサヨナラ公演だけに、終わって出たら、立ち見の人の長蛇の列。 私が見た公演の後からサヨナラショーがつくので、久々に宝塚ファンの熱気を…

本物のアルタンの難しさ@ロコへのバラード

数年前から、オタク仲間に勧められている演出家がいました。 それが、小林香さん。 絶対、私好みだから、と言われた演出家なので気にはなっていたのですが、大阪ではなかなか見るチャンスがなく(とりあえず、平日夜公演はせめて7時半始まりになりませんかね…

長い助走の果てに@希望荘

私はそこそこ本好きではあるけれど、読書家ではありません。 そんなわけで、本読みたいモードと、読みたくないモードが、波のように交互にやってきます。 今は読みたくないモードに入ってて、早めの誕生日プレゼントにもらったKindleで漫画ばっかり読んでた…

可愛らしさにくらくらする藤娘@明治座 五月花形歌舞伎

一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)徳川慶喜 市川 染五郎山岡鉄太郎 中村 勘九郎高橋伊勢守 片岡 愛之助二、藤娘(ふじむすめ)藤の精 中村 七之助三、鯉つかみ(こいつかみ)滝窓志賀之助実は鯉の精 滝窓志賀之助実は清若丸 片岡 愛之助釣家息女小…

色んな垣根を越える四巨頭会談@新宿ロフトプラスワン

ある初夏の陽気の中、イソイソと真昼間から新宿歌舞伎町へ。 そして、ロフトプラスワンという、地下二階の薄暗く小汚いサブカルな雰囲気満載の会場へ。 ええ、好天気の春の午後の正しい過ごし方です、これ(笑) 当時行ったのが、このイベント。 「四巨頭会…

ボーダーラインを超えていく@Next To Normal

「Hamilton the musical」が今年のトニー賞ミュージカル部門をほぼ総なめにしました。 その人種から生まれた音楽でその歴史が語られるという「新しさ」は度々耳に入っていたので、 いつか見る日を楽しみにしたいと思います。 ここ数年のトニー賞ミュージカル…

いつもの物語を見世物に変える実力@シネマ歌舞伎「阿弖流為」

作:中島かずき演出:いのうえひでのり阿弖流為:市川 染五郎坂上田村麻呂:中村 勘九郎立烏帽子/鈴鹿:中村 七之助阿毛斗:坂東 新悟飛連通:大谷 廣太郎翔連通:中村 鶴松佐渡馬黒縄:市村 橘太郎無碍随鏡:澤村 宗之助蛮甲:片岡 亀蔵御霊御前:市村 萬…

健康的に飲んで踊る@サルサクラブ

週末に不幸事がありまして、更新できなかったにも関わらず、見てくださった方がいらして、本当に感謝です。週2更新目標で頑張りますので、引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。さて、本日から風営法規制緩和でクラブが条件付きで24時間営業可能になり…

わかりたいのか、わからないから良いのか@私を離さないで

私と「私を離さないで」の出会いは、先日亡くなられた蜷川幸雄先生の舞台でした。この時点で原作は未読、映画も見ておらず、一幕目終わったときの印象はアイランド アイランド (The Island) [Blu-ray] ユアン・マクレガー,スカーレット・ヨハンソン,ジャイモ…

アナ雪にまぎれたメリー・ポピンズ@ウォルト・ディズニーの約束

本日のトニー賞はやはりミュージカル部門はみごとな「ハミルトン」旋風が巻き起こってましたね。残念ながら私はWOWWOW見れないので、親友が字幕付きの録画を見せてくれるのを静かに待ちたいと思います。待ってます!(←私信)ところで、ミュージカルとか見に…

夏のロンドン旅行にパブシアターのススメ(Let’s go to the fringe at London this summer!)

早めの夏休みで7月初旬にロンドンヘ行くよ! なんて、羨ましい方、いらっしゃいませんか? 私、ロンドンへ行かなくなって早10年近く立ちます。 その最後にロンドンに行ったとき、とても素敵な芝居を見たのです。 それが、この夏、7月11日(月)~7月17日(日…

全ては自分を守るために@8月の家族たち

6月4日 18:30~ 森ノ宮ピロティホール 作:トレイシー・レッツ 翻訳:目黒条 上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ ヴァイオレット 麻実れい バーバラ 秋山菜津子 アイビー 常盤貴子 カレン 音月桂 スティーブ 橋本さとし マティ・フェイ 犬山イヌ…

お嬢様になりきれるかが勝負@執事喫茶

密かーにジャンルを増やしていたのですが、 万が一、なんだこれ、とか思ってくださっていた方がいらっしゃったら、お待たせいたしました。 とは言え、観劇とは何も関係ありません。 なんか、すみません。 東京に住んでいた、いわゆるアラサーの頃、 好奇心の…

革命がなぜ起こったのか@1789-バスティーユの恋人たち

5/27(土)12:00~ 梅田芸術劇場 ロナン 加藤和樹 オランプ 夢咲ねね マリー・アントワネット 凰稀かなめ ロベスピエール 古川雄大 ダントン 上原理生 デムーラン 渡辺大輔 ソレーヌ ソニン アルトワ 吉野圭吾 ラマール 坂元健児 フェルゼン 広瀬友祐 ペイ…

シシィとトートの裏表@エリザベート

新演出版「エリザベート」のポスターを眺めながら、改めて、アサコ(瀬奈じゅん)シシィ&城田(優)トートのあのシーンが好きだったなあ、というのを思い出しました。 シシィがフランツィに最後通告を突きつけた後のシーン。 よく考えたら、星組版もここが好き…

ヴィッテルスバッハマニアトーク@加藤知子「天上の愛 地上の恋」

自分の得意分野ってなんだろう、と考えていたとき、ふと、これもそうじゃないかなと思いました。ヴィッテルスバッハ家。ま、宝塚ファンの多くが洗脳されるので、宝塚ファン的には珍しくないんですけどね。なぜなら、関連の作品がたっくさん上演されるから。…

残りはまとめて@2015年手抜き感想

★宝塚雪組「ルパン三世」「ファンシー・ガイ」 ミュージカル『ルパン三世―王妃の首飾りを追え! ―』/ファンタスティック・ショー『ファンシー・ガイ! 』 [Blu-ray] 出版社/メーカー: 宝塚クリエイティブアーツ 発売日: 2015/04/28 メディア: Blu-ray この商品…

終わりのない憎しみと哀しみ@アドルフに告ぐ

アドルフ・カウフマン 成河 アドルフ・カミル 松下洸平 アドルフ・ヒトラー 高橋洋 峠 草平 鶴見辰吾 由季江 朝海ひかる エリザ・ゲルトハイマー 前田亜季 少女 小此木まり 傑作という言葉がふさわしい手塚治虫原作の舞台化。 アドルフに告ぐ (第1巻)クリエ…

遅ればせながら追悼、蜷川幸雄先生。

はじめて蜷川幸雄先生の作品を見たのはまだ10代の後半でした。 演目は「王女メディア」。 重く暗い舞台に若い私は何一つ理解できず、 私には蜷川先生が理解できないのだ、 と思った記憶があります。 けれど、20歳を超えて、 それが何の舞台だったのか 思い出…

「まあいいか」でもいいんだ@ヒマラヤ聖者の太陽になる言葉

前に友人と 「日本における『占い』は アメリカンドラマで よく見る『セラピー』みたいなもんじゃないか」 と話したことがありました。 人間、日々生きていると悩みや迷いはつきものです。 それを日本人は「占い」という手段で解決するのかなあと。 しかしな…